2014年1月

 2月7日(金)~9日(日)、東京都中央区日本橋室町2─4─1、浮世小路千疋屋ビル「YUITO ANNEX」にある三重県の首都圏営業拠点「三重テラス」の2階イベントスペースで「武四郎な3日間」が開かれるが、初日の7日は13時45分からのオープニングに続き、14時から学校法人・大川学園理事長の、大川吉祟さんを講師に招きセミナー「松浦武四郎と大台ケ原山」を開催する。主催=㈱たけしろうカンパニー。
 大川さんは、著書「大台ケ原山 知られざる謎」=新人物往来社=で、武四郎と大台ケ原の関わりを著述している。
 参加には申し込みが必要。住所・氏名(複数の場合は代表者)・電話・人数・来場予定日をメールtakeshiro0923@gmail.com、またはFAX0154・31・0944へ送信。
 問い合わせはたけしろうカンパニー大谷さん℡080・5117・1223。

写真集を手に、田辺さん

 津市在住のアマチュア写真家・田辺三郎さん(64)が二科会写真部会員への推挙を受けたことを記念し、動物写真集「いきものかたり」を刊行した。縦21㎝×横26㎝。全127項。
 田辺さんは、田辺設備㈱=津市久居井戸山町=の社長として多忙な日々を送る傍ら、23歳の頃より写真に没頭してきた。その技術は高い評価を受けており、三重県展の知事賞や二科会での入選・入賞を始め、写真雑誌やメーカーが主催する様々なコンテストでも入賞・受賞。そんな長年の功績が認められ、05年には二科会写真部の会友、昨年に会員として推挙を受けた。現在は、津市美術展の審査員及び実行委員を務めており、後進の指導にも熱心に取り組みながら三重の写真文化の発展にも寄与している。
 今回の写真集のテーマである動物は、人物と並んで田辺さんがライフワークの一つとして撮影を続けてきた被写体。写真集にはミイラ化した我が子の亡骸を手放そうとしないサルの深い愛情や街角で自由気ままに暮らすネコたちの姿など、動物たちの力強い生命力や豊かな表情を見事に捉えた121点を収録。写真の処理など、細部にまでこだわった丁寧な出来栄えで誰が見ても楽しめるはず。
 田辺さんは「人間との係わりの中で動物の目からは人間というものがどのように映っているのか、もしも動物が言葉を話せたら、何を語るのだろうか、と考えながら撮影した」と話す。
 写真集は少量だが頒布している。希望者は田辺さん℡090・3933・3789へ。

互礼会で出席者を前に挨拶する草深支部長(プラザ洞津にて)

 不動産取引業者などで作る公益社団法人・三重県宅地建物取引業協会津支部=津市上浜町1丁目=は17日、プラザ洞津で平成26年度の支部幹事9名の役員改選発表と、津市職員による津市都市マスタープランと景観法に関する研修会を行った後、行政・政界・業界の関係各界の代表らを招き「平成26年互礼会」を開催。互いに協力して、上向きかけている景気が腰折れしないよう積極的な取り組みを推進することを確認した。

 互礼会は、県下の各支部でも開かれているが、その中でも津支部の互礼会は最大規模を誇る。会場には前葉泰幸津市長、大内敏敬津警察署長、前田剛志、舟橋裕幸、前野和美、小野欽市、青木謙順の各県議、県司法書士会、県不動産鑑定士協会、県土地家屋調査士会の各会代表者と同協会支部会員ら約100名が出席。
 はじめに挨拶に立った草深靖志支部長は、「津市にはいくつかの日本一がある。一例を挙げると、人口比で見た鰻店の数と一人あたりの鰻の消費量が日本一。これが津市で鰻がとてもリーズナブルに食べられる大衆食となっている要因。2つ目は、人口の増減。これはあまり良い意味ではないが、明治3年における現在の津市と久居エリアの人口は約28万人と、現在と変わっていない。これは全国に例が無い。3つ目は各家庭の金融資産の額。実に2800万円ある。これは日本一。最低は沖縄で600万円ほど。津市の家庭は沖縄の4倍以上持っていることになる。これは喜ばしいことではあるが、我々不動産関係の業者には良くない面もある。この資産を貯め込んでいるだけでなく、どんどん消費に回して頂かなくては景気が良くならない。4月から消費税が8%に上がるが、それでも景気が腰折れしないよう、消費を盛り上げていかなくてはいけない。私は今年の経済の先行きは明るいと思っている」と分析すると共に、業界活性化の必要性を強調した。
 続いて、来賓の前葉津市長は「12月11日に行った宅建協会津支部との懇談会において色々と議論させて頂いた。その席で(土地の正確な面積・形状などを調べる)地籍調査が進んでいないと指摘を頂いた。これは県からもお叱りを受けているので何とか進めていきたい。また都市公園の住民一人当たりの面積は10㎡が目標だが、今は7・83㎡しかない。これももっと増やすべきとの意見を頂いた。公園関係では、津市は、芸濃庁舎隣に子育て公園『げいのう わんぱーく』を2億円かけて15年4月に整備することに加え、三重短大のクラブハウスを7700万円かけて建て替える。このように取り組みやすい事業を発注させてもらうことで景気を腰折れさせないよう頑張りたい」と話し、景気を下支えする行政の姿勢を表した。
 また、前田県議は「土地売買に携わる宅建協会は景気のバロメーター。協会の活性化が三重県と津市の経済の発展につながる。県としても春の博物館のオープン、熊野古道の世界遺産登録10周年にあたる今年、全国に情報発信していく。午年の今年は馬のように右肩上がりで駆けあがる年にしたい」と期待感を示した。
 さらに大内署長は、「昨年は大きな事件・事故がなく刑法犯も20年ぶりに2千件を下回るなど減少。交通事故死者数も県下で94人と過去最少。中でも津市管内の死者は3人と、これも過去最少だった。人身事故も100件近く減少し、落ち着いた町になっているが、反面、自動車盗は倍増しており、交通物件事故も283件増加と県下トップの数字」と現状を話し、防犯への協力も呼び掛けた。
 三重県宅地建物取引業協会は、津市が美杉町で進めている津市空き家情報バンク制度への協力で一定の成果を挙げるなど県域・市域で重要な役割を担っている。互礼会では、今後も不動産取引の専門組織として、関係と歩調を合わせ、津市の活性化に向けた更なる取り組みを推進することを確認し、閉会した。

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