〝恋の湯治場〟にちなんだ楽しいイベントを企画

 11日~3月3日まで、今年も「榊原温泉のお雛さま」が実施される。主催=榊原温泉振興組合。後援=津市、(社)津市観光協会、近鉄。
 榊原温泉は、都から伊勢神宮に向かう斎王が湯ごり(身を清める)をしたという歴史があり、清少納言も枕草子の中で『湯は七栗』と称えるほどの温泉で恋の和歌が数多く残っている。また、温泉周辺の氏神である射山神社には祭神の大穴牟遅神(大国主)と同一視されている大黒の像があり、触れると縁結びにご利益があるという「恋こ槌」を持っていることなどから、近年では〝恋の湯治場〟として地域をもりあげている。そのような背景から毎年雛まつりイベントに地域を挙げて取り組んでおり、5回目となる今年も地域の旅館や神社などで、雛人形を飾るなど、工夫を凝らしたもてなしを用意。
 メインイベントの記念婚式は3月1日10時半~、射山神社で開催。参加を希望する夫婦は結婚何年目か、感謝の気持ちや夫婦のなれ染めなどを「恋のひと言」としてまとめ、〒514─1251、 津市榊原町5824─1、榊原温泉振興協会事務局宛てへ郵送。締切14日必着。最優秀賞1組は宮司装束と十二単で昔ながらの結婚式に参加できる(その他の優秀賞の参加者は自前の正装で参加)。同神社では初日と期間中の土日に雛人形などの展示も行う。その他、協賛旅館(白雲荘、神湯館、清少納言、湯元榊原舘)では宿泊者サービスや雛まつりにちなんだ特別メニューも用意(要予約)。古代米などがもらえるスタンプラリーも行う。問い合わせは℡津252・0017。