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きょうから寒くなって、ほっとしている。実は今、干し芋作りの真っ最中。
先日、隼人芋をもらった。隼人芋は干し芋に適した珍しいさつまいも。志摩名産のきんこはこの芋の加工品である。ナマコ(きんこ)に似た干し芋だからきんこ。隼人芋を使って、私は初めてのきんこ作りに挑戦した。
芋は丸のまま茹でた。皮をむいてから茹でるとうまみが逃げるという。 一晩茹で汁につけて皮をむき、一センチほどに輪切りした。切り口はかぼちゃのようなオレンジ色。カロチンが多いのが隼人芋の特徴である。
それをざるに並べてから、暖かい日が続き、こんな気温ではカビが生えるかと心配していた。寒くなってうれしい。
干し芋作りは、簡単そうで難しい。冷たい風が吹く乾燥した日が続かなければならない。干す手間をかける分だけ、おいしくなると期待する。
ざるを持ってうろうろ、天日干しの場所を探した。冷たい風は大陸から、PM2.5を運んでくるのではあるまいか。風を避け、日差しを求め、毎日うろうろ。
干し足りない芋を、少し食べてみる。まだ柔らかすぎるが、おいしくなる予感がする。干し野菜はうまみが凝縮されるはず。十日ほど干したら出来上がりだ。
きんこは、そのまま食べても、焼いてもおいしいという。炊き込みご飯にもできるらしい。楽しみだ。(舞)
2014年2月13日 AM 4:55
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