タイムカプセルを開封した卒業生たち

 8日、平成6年の津市立修成小学校の卒業生たちが20年間、校庭で眠っていたタイムカプセルを開封した。
 この年の卒業生1~3組92名のうち、40名が参加。代表者の服部若奈さん、松下信也さん、藤原淳史さんの3人が昨年末より準備を進めてきた。
 体育館の脇にあるタイムカプセルが入っていた塔は高さ3mほど。40年前の卒業生たちが設置したもので20年前に、これを引き継いだという経緯がある。当時は綺麗に塗装されていたが時が経つにつれ、老朽化が進み、今では学校に通う児童はもちろん、教員に至るまで、この塔が何であるのか分からない状態だった。
 タイムカプセルはクラス毎に分けられており、各クラスの代表者たちが塔から一つずつ取り出す度に歓声が上がった。
 その後、体育館の中で各クラス毎に開封。当時の写真や、自分に宛てた手紙、歌やメッセージを吹き込んだカセットテープなど、思い出の品々を目にした参加者たちは思い出話に花を咲かせていた。そんな姿を見て代表者の一人である服部さんも、「20年ぶりにみんなで集まれて嬉しい。これからも同窓会を開いていけたら」と喜んでいた。