タイムカプセルを開封した卒業生たち

 8日、平成6年の津市立修成小学校の卒業生たちが20年間、校庭で眠っていたタイムカプセルを開封した。
 この年の卒業生1~3組92名のうち、40名が参加。代表者の服部若奈さん、松下信也さん、藤原淳史さんの3人が昨年末より準備を進めてきた。
 体育館の脇にあるタイムカプセルが入っていた塔は高さ3mほど。40年前の卒業生たちが設置したもので20年前に、これを引き継いだという経緯がある。当時は綺麗に塗装されていたが時が経つにつれ、老朽化が進み、今では学校に通う児童はもちろん、教員に至るまで、この塔が何であるのか分からない状態だった。
 タイムカプセルはクラス毎に分けられており、各クラスの代表者たちが塔から一つずつ取り出す度に歓声が上がった。
 その後、体育館の中で各クラス毎に開封。当時の写真や、自分に宛てた手紙、歌やメッセージを吹き込んだカセットテープなど、思い出の品々を目にした参加者たちは思い出話に花を咲かせていた。そんな姿を見て代表者の一人である服部さんも、「20年ぶりにみんなで集まれて嬉しい。これからも同窓会を開いていけたら」と喜んでいた。

 今年は土運大過で地の気(土気)の力が強く暴れるので、地の気と関連している天気も不順になる可能性があります。
 今年の運気とは、正確に言うと、暦の上で春になる立春から来年の節分の日までの運気を指します。今年は立春になった途端に底冷えするような寒さになり、天気が明らかに異常ではないかと思います。
 冷えに弱いのは人体では腎と心です。腎が弱ると腰が痛くなったり、重くなったり、足がつったり、小便の出が悪くなったりします。
 また心が弱ると循環器系にトラブルが発生する可能性があります。例えば、血の循環が悪くなり身体が冷えたり、しもやけ、心筋梗塞、脳梗塞を起こすかもしれません。
 とにかく、日頃からお身体を冷やさないように心がけてください。
 毎日の食事が最も重要です。日本食は洋食より温める食材や料理法が多いと思います。この寒い季節に恋しくなるのは鍋料理、味噌煮込み、おでんなどがあります。私はこんな素晴らしい日本食を見直して頂きたいと心から願っております。
 病気で苦しむ方を一人でも少なくしたいと仕事をしてきましたが、現実は、病気にかかる人は増える一方です。戦後の食生活の変化があまりにも大きかったのが、大きな要因だと思います。

ケンコウ薬局

【住所】津市西丸之内24-13  地図はこちら     【TEL】059-224-1389(相談完全予約制)
【営業時間】AM9時~PM7時             【定休日】日・月・火曜
http://www.kigusuri.com/shop/kenkou/
http://www.dearmam.com/

講演する野口健さん

 13日、「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」は登山家・野口健さんを招き地区別講演会in津を開催。約350名が聴講した。共催=津北商工会、津市商工会、伊賀市商工会、津・伊賀商工会広域連合。
 7大陸最高峰の世界最年少登頂記録など、登山家として輝かしい功績がある野口さん。その一方で富士山やエベレストの清掃活動や小学生から大学生を対象とした環境学校を開くなど環境の大切さを訴える活動にも尽力している。
 野口さんは「ヒマラヤから環境問題を考える」を演題にまずは、様々な環境活動の原点となった清掃活動について紹介した。活動には登山のサポートをしているシェルパ族の協力が不可欠だったが、今もカースト制度が息づくネパール社会では、ゴミ拾いは身分の低い部族が行うこととされており、中層に属する彼らからは、その意義が全く理解されなかったことを説明。高地での過酷な清掃活動の肉体的ダメージで、幾人ものシェルパ族の若者が命を落としたが、彼らに環境意識が芽生え、国のシンボルであるエベレストが変われば、街中にゴミが溢れるネパールが変わるという思いを持つようになった。そのことから、海外でも汚い山として有名だった富士山の清掃に「富士山から日本を変える」という決意で取り組んでいることを語った。
 地球温暖化の影響によるエベレストの氷河湖の洪水をなんとか防ぎたいと奔走する中で、温室効果ガスの排出量を抑えるため、様々なエネルギー問題への知識を深めた。そして文明社会を支えるエネルギー問題については、自然を守ることを前提としながらも、アフリカの国定公園内には動物に配慮した形で地熱発電施設が置かれていることなどの例を挙げ、「エネルギー問題は落としどころ。何かを犠牲にしなければエネルギーを取得できないと思う」と現実的な考え方を示した。
 そして、原発問題などの議論で推進派か反対派の二元論で語られがちな現在の風潮について「人間には色んな思想がある。安易な色分けが社会に自ら限界をつくっている」と批判。様々な意見の共生が未来をつくる原動力となることを訴えていた。

[ 5 / 6 ページ ]« First...23456