2014年2月

講演する前葉市長

 12日、津都ホテル5階で(公社)津法人会の新春講演会が開かれ、前葉泰幸市長が『3つの決意~志高く~』と題して語った。
 市長は昨年の市政運営について「昨年1月に『対話・前進・決断』を市政運営のテーマに掲げた。
 私が市長に就任したのは合併後6年目。新斎場建設など合併後10年間にやることは、合併のときにほとんど決まっていた。それを継続性を持ち期限までに正確にやる(前進する)のが公共セクターの仕事。
 また、第3セクターの経営改革、職員給与の削減、外資系企業の誘致、津ボートの経営改善、総合支所の権限強化は、必ずしも決断しなければならないことではなかった。決めないことに文句を言われることはあまりないが、決めると賛否両論ある。しかし経営者である皆さんは普段から色々な決断をしておられるし、社員の方も色々考えられているのに公共セクターが先送りするのはフェアじゃない。もう一つ、時代のスピードについていくためでもある」と語った。さらに明後日22日発刊の地域情報誌「津ぅWalker」などについて説明した。

 この季節になるとそろそろ花粉症で悩むという方が多くなってきますよね。今回は東洋的な視点で花粉症についてお話しします。
 花粉症は、元々身体の水分の巡りが悪い傾向がある方が、花粉や埃などの外邪の影響で、主に肺(気管支や鼻なども含む)の水分代謝が更に悪くなり、溜まった水分(痰飲)が鼻や目から溢れるという状態です。
 また、生活環境によって気の働きが弱くなったり、巡りが悪くなったりすることで、免疫のバランスが崩れ、鼻水や涙をしっかり止めておく力も弱くなって症状へと繋がります。
 ですから、症状を抑えるためには、実は花粉症の季節に入る前の生活がとても重要なのです。不規則な生活や運動不足、辛い物・味の濃い物の摂りすぎ、ストレスなどにより症状は出やすくなりますので、早めの対策が大切です。
 また体質改善のために普段から漢方薬を飲むこともお勧めします。肺や粘膜、胃腸を丈夫にしたり、身体の水分の巡りを良くしたり免疫のバランスを整えておくことで、症状がひどくならないですみます。 
 花粉のシーズンに入った今でも、日常生活に気をつけて頂くのはもちろん重要ですが、普段からの対策としてお茶もお勧めです。  食品ですので、あくまで補助的なものですが、有名な甜茶を始めとして紫蘇やシジュウム、菊花、薄荷、紅豆杉などもあります。
 それでもなかなか治まらない方は、症状を治めていく漢方薬がお勧めです。小青竜湯が有名でよく使われますが、辛夷清肺湯や荊芥連翹湯など症状や体質によって別の薬が向いている場合もあります。
 普段の体質改善の漢方のことも含めて、気になられる方は医師・薬剤師に相談してみてください。
 (㈱メディカル一光・久居センター薬局薬剤師 多田洋平)

想像以上に険しかった長谷山登山コース

 辰水神社を出発した私とM君は美里町家所の集落から長谷山ハイツや、片田長谷町の集落を左手に見ながら長谷山の登山コース入口まで自転車を進める。
 長谷山の標高は321mと決して高くはないが、津市民に最も親しまれている山の一つ。子供たちの遠足や、健康づくりなど、日頃から登る人も多い。
 少し余談になるが、本紙会長西田久光は若かりし日に、この山であったUFO目撃騒ぎの取材をしたそうな。会長の話によると、近くの駐在さんがUFOらしきものを見たという情報から騒動が広がり、マスコミ各社がこぞって、長谷山に駆け付けたらしい。
 閑話休題。長谷山の登山コース入口に着くと、通行止めの看板が立っていたが、別のコースを知っていたので、すぐにそちらから登ることに決めた。
 そこに行くには片田長谷町の集落を抜けるのが最短ルート。この時、私は内心ワクワクしていた。なぜなら、ここは昔ながらの集落で、道幅も狭く普段の仕事では通ることがまずないからだ。事件などのニュースを追うよりも、人々のなにげない日常を目の当たりにする瞬間の方が喜びを感じてしまうのは地方記者の性だろう。集落から登山コースの入口へ行くには長谷寺の方へ続く坂道を登る形になる。私は途中で自転車を停め、少し黄みがかり始めた日光に照らされた家々や軒先におかれた古びた足踏み脱穀機など、集落の風景を写真に収めていく。
 寺の下にある広場に自転車を停め、徒歩で山頂をめざす。境内を抜けた先にあるコースは、森のど真ん中を走り、大量の落ち葉に覆われた予想以上に険しいものだった。時に苔むした岩の上を進むのだが、2人とも普通の運動靴だったので、かなり滑る。前日に雨でも降ろうものなら、更に大変なことになっていたのは想像に難くない。今までを振り返ると、自転車に乗っている時間と同じくらい歩いているので、どんな悪路でも踏破できるようそれなりの靴を用意しておくべきなのだろう。
 その後、しばしの悪戦苦闘を経て、未舗装の道に合流。どうやらこの道が、工事中の看板の先にあるコースのようである。少し進むと、大きな電波塔が右手に見え、ほどなく目的地である山頂へと到着。中心市街地のビル群など、澄んだ冬の空気越しに見る景色は鮮明で美しい。
 眼前に広がる眺望は、津の全面積からすると、ほんの一部だが、M君にこれからどういうところを回るのかをイメージして欲しかったので、ここに来た。
 私が色々な建物を指さしながら軽く説明をしていると、「あれは何?」とM君が声をあげる。彼が指さす方向をよく見ると、確かに遥か向こうで宙に浮かんでいるような白い物体が見える。釣られてカメラを構えるが、良く目を凝らして見るとなんのことはない。伊勢湾に浮かぶ船だった。
 騒動の後、しばらく長谷山はUFO目撃スポットとして有名だったらしいが、こういった先入観から生まれた噂が更なる噂を呼ぶという構図だったのかもしれない。でも、その中に本物が紛れていた可能性も否定できない。美しい眺望をそっちのけで、そんなことにロマンを感じている自分に気付き苦笑い。こういうところは、いくつになっても変わらないなとため息をつきながら帰路についた。(本紙報道部長・麻生純矢)

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