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2014年3月
2月25日、津市大谷町、津駅西口前の学校法人大川学園で、大川幼稚園年長児63名を対象に、三重調理専門学校2年生21名などの指導による恒例の食育教室が開かれた。
同園では日頃から、園庭で栽培した野菜を食べる体験などの食育に取り組んでおり、この教室は、園児にとって身近な存在である学生から、食をより深く学んでもらうことが目的。
まず2階ホールで園児達が学生に教わりながら「2色きんとん」作りに挑戦。白餡と紫イモの餡をくっつけて丸め、最後に小豆をのせて完成させた。続いて3階和室に移動し、茶道裏千家終身師範会員・小林宗房さんの指導のもと、作った2色きんとんを使い茶道を体験。真剣な表情で正座し「お点前頂戴致します」の挨拶や、作法を実践した。さらにクイズで楽しく食を学んだ。
同園の中嶋海斗くんと喚阿宏則くんは、「きんとん作るのは楽しかったし、教えてもらって嬉しかった」と話した。
2014年3月6日 AM 4:55
息子が大学入学で家を離れたのはずっと前のことだが、小学生から使った学習机はまだそのままにしてある。いくらなんでも、もう片付けてもよいだろうと思って、引き出しを開けてみた。
私に似て整理下手な息子である。高校時代の写真やら、運動会のメダルやら、筆記用具やらがごちゃごちゃと入っている。大事なものは持って行ったはずだから、ここにあるのは基本的に必要ないもの。思い出の多寡がものの価値となる。
片付けるには、まず分別しなくてはならない。捨てるもの、保存するもの。でも、これが難しい。写真はとりあえず保存するが、その他のものにまつわる物語を知らない。息子に無断で捨てても良いかどうか、どれもこれも判断保留となってしまう。
ウサギの貯金箱を見つけた。中を見ると一円玉に五円玉が混じっている。全部で数百円だから、これは私が使わせてもらうことにした。一円玉もこんなところに滞っていないで流通したいだろう。息子の小遣いを着服するみたいで気が引けるが。
そもそも机をどうするか。壊れていないけれど、使う当てもない。来週のゴミの日に集積所に運べば片付くけれど……。
でも、それが難しい。息子の机については、私にも思い出がある。来週捨てなくとも、その先でもかまわないだろう。結局、家から姿を消すのはウサギの貯金箱の中身だけ。(舞)
2014年3月6日 AM 4:55
津観音とだいたて商店街で3日まで開かれた「津・大門のおひなさん」のメインイベントとして、新郎・山口幸久さんと新婦・加藤寛絵さんが1日、束帯と十二単、おすべからしの古式ゆかしいお雛様姿で結婚式を挙げた。協力=すぎしん衣裳店、着付け=長谷川見知子さん。
メガネの服部を出発した二人と親族、僧侶らは沿道に集まった多くの人々の祝福を受けながら真っ赤な毛氈の敷かれた商店街をゆっくりと観音さんまで行進。
その後、本堂内で津観音大宝院第27代住職の岩鶴密雄住職が司婚者となり、仏式結婚式を執行。読経の流れる厳かな雰囲気の中、念珠を交換した後、誓約書を読み上げて夫婦の契りを交わした。
挙式後は、境内で平治煎餅本店による祝い菓子が振る舞われるなど、多くの人々が二人の新たな門出を祝った。
2014年3月6日 AM 4:55