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三重県在住の書家・揮毫作家の信香さんが、3月5日~16日まで、東京
都港区の国立新美術館で開かれた全国水墨画美術協会主催の「第43回全日本水墨画秀作展」に出展した作品『翔馬』で「厚生労働大臣賞」を受賞した。大臣賞受賞は、3年前の11年、第38回同秀作展において「外務大臣賞」を受賞して以来2回目。
日本養生水墨画研究会前津支部長、読売書法会評議員、全国水墨画美術協会無鑑査、アジア文化芸術連盟審査員などを歴任してきた信香さんは、富山県砺波市出身。画を村田清風、李辛に、書を表立雲、長岡雅風の各氏に師事。08年・雪舟国際美術協会展にて水墨画展最高賞を、10年・国際書画大賞展にて銅賞受賞。
第5回京都秀作展で巴人賞受賞。
また、07年に在パキスタン日本大使館などで行った「着物書道パフォーマンス」が絶賛されたほか、同年・中国保定市、12年・四川省成都の杜甫草堂博物館などで開かれた文化交流などを通じ国内外でそのパフォーマンスが注目される。現在でも〝祈り・世界平和〟をテーマに書、水墨画で国際文化交流に積極的に参加している。
同秀作展は、一般公募のサイズをF20~30号に統一して同じ土俵で画技を競うもので、流派・流儀や年齢、画歴、国籍も不問。水墨画の魅力にとりつかれた全国の作家たちがこぞって出展する。
3年前の外務大臣賞受賞作の『東日本大震災 祈、日本再興』は、秀作社より出版された全国水墨画美術協会編の龍の技法シリーズ第3弾「新・龍を描く 技法と創作100選」にも掲載され、信香さんは第一線で活躍する作家10人の内の一人に選ばれたほか、棟方志功が特集された美術雑誌「花美術館」の中でも6作品が紹介され、「観者の感を揺り動かす極み」と評される。
今回の受賞作 『翔馬』は、3頭の馬が躍動する姿を、信香さんならではの力強い筆使いで表現しており、高い評価を得た。
先月7日に明治記念館鳳凰の間で開かれた授賞式で表彰状を受け取った信香さんは「とても光栄です。これからも精進していきます」と喜びを噛みしめていた。
2014年4月3日 AM 4:55
先月下旬、津市榊原町の名湯・榊原温泉にある旅館「清少納言」を訪れた。 榊原温泉は、奈良時代、伊勢参りの前に身体を清める湯ごりの地として利用されていた。また清少納言の枕草子では「湯はななくりの湯……」と当時の呼び名で詠まれて賞賛され、現在でも、肌がつるつる、スベスベになる「美肌の湯」として知られている。
私は子供の頃、この温泉を旅行したことがあるが、入浴するのはそれ以来で数十年ぶり。周囲の女性達の間でも美肌の湯として評判だったので、楽しみにしていた。
泉質はアルカリ性単純温泉で、無色透明。肌触りが柔らかく、半身浴をしていると体がじんわりと温まってきた。額や鼻の頭が汗ばんでくるぐらいが程良い入浴時間とのことなので、数分ごとに洗い場に行き、ぬるま湯のシャワーを浴びて休憩すると、肩のコリがほぐれてリラックスできた。
湯上りは肌がスベスベでさらっとした触り心地になり、血行が良くなったおかげか体の温まりが長時間持続して、美容や健康への効果を実感した。
この日帰り温泉は、中伊勢温泉郷観光推進協議会の共通入浴手形=税別2000円=でも利用できる。
また同館では、定番人気のロブスターや、ビーフシチュー、旬の食材を使った各種会席や鍋も楽しめる。
さらに、同館のすぐ近くにあり、砂砂風呂などで人気のサンドセラピー「砂羽」とコラボしたプランなど、幅広い世代のニーズに合わせた滞在プランを揃えている。
同館周辺には、射山神社をはじめ歴史・文化的な名所があり、春から夏にかけては、田んぼアートや蛍の鑑賞などが楽しめるので、日帰り入浴や宿泊の際に周辺を散策するのもおすすめ。
川嶋勝彦支配人(70)は「お電話でお問い合わせ頂ければ、具体的な希望に応じたプランをご用意させて頂きます」と話している。
問い合わせは☎059・252・0048へ。
(本紙・小林真里子)
2014年4月3日 AM 4:55
財布を買った。ブランドや、デザインは関係ない。ただただ、小銭入れがボックス型であることが購入の決め手であった。
財布を覗き込む度に、小銭の識別が難しくなったのを感じていた。五十円玉と百円玉と一円玉を立った状態で眺めた時、一瞬で見分けることができない。いちいち指で動かしながら、必要な玉を選び出す。だから支払いに時間がかかり、列の後ろが気にかかる。
ぱっと見て、ぱっと判断できない自分がもどかしい。それも目の衰えのせい。百円玉が横になっていれば間違えないから、財布の機能の向上をと、ボックス型の小銭入れにしたわけである。
こういう不自由さは体験して初めて分かることである。最初は不自由を克服しようと、ひたすら頑張った。その後、状況を受け容れ、老眼鏡を買った。小銭をもらわないように、電子マネーを使い始めた。さらに財布を買い替えた。
同様の変化は各所にある。ハイヒールを買わなくなった。踵の高い靴も持っているが、新たに買うことはやめた。ヒールを履いて走れた頃とは筋肉が違うのだ。機能優先安全第一である。
年齢を重ね、こういう過程を経たことを、「衰えた」ではなく「経験値が上がった」と捉えることにしよう。広い視野と豊かな経験。今や、アクセシビリティについても一家言持つようになったと肯定的に。 (舞)
2014年4月3日 AM 4:55