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5日、津市一志町井関にある「そそこ桜公園」で、同公園にある約30本のソメイヨシノの管理を行っている『そそこの桜を守る会』=吉村武司会長=が、恒例の花見の宴会を開いた。
同公園の敷地には、昭和3年から近くのJR名松線のトンネル工事で掘り取った土が置かれていたが、昭和40年、隣の波瀬地区の住民らが景観を整備し、地域の憩いの場にしようと桜を植樹した。
その後、約20年前に同会が発足し、現在は、井関・波瀬地区の老人会の会員約20名が所属。草刈りや、手すりの整備を行っているほか、花見の時季には提灯を灯している。
昨年は鳥に食べられたためか例年より花の数が少なかったが、今年は美しい花が枝いっぱいに咲いた。
宴会は両老人会の交流の場にもなっており、今回は13名が参加。談笑しながらバーベキューを美味しく味わっていた。
吉村会長は「ゆっくり桜を見られるからと旧津市内から来る人もいて、隠れた桜の名所になっています。名松線との関わりもあるので、この公園を大事にしたい」と話した。
2014年4月10日 PM 3:13