アーチのような美しい桜並木(今月2日撮影)

 津市芸濃町の『北神山区自治会』=澤田稔会長(70)=の有志が、同地区の安濃川右岸の約1㎞にわたる桜の並木道「花街道」の保全に取り組んでいる。
 この桜並木は、浄水場整備に伴い道幅が拡張されたのを機に、平成元年、旧芸濃町の景観づくりの一環として、同自治会から寄付しした分も含めソメイヨシノ227本が道路の両側に植えられたのが始まり。見頃を迎えると「桜のアーチ」のようになり美しい。
 毎年3・6・9月に同自治会の有志の男女約40名が草刈りやゴミ拾いなどをボランティアで行う。またあじさいを植えたり花壇をつくり、桜以外にも様々な花を楽しめる名所に育てている。

北神山区自治会のメンバー…桜まつりで

 同地区出身で県外在住の人が帰省の際に花見に訪れることも多く、澤田さんは「地元に帰ったら堤防の桜がある」と思ってもらえるのが嬉しいそう。心ない人によって多くのゴミが捨てられていたこともあるが、「草を刈り綺麗にしているほどゴミを捨てられることも少なくなる」と前向きに考え、地道な活動を続けてきた。
 6日には、同自治会の桜まつりが昨年に続いて行われ、雨天にも関わらず多くの住民が参加。満開の桜を見ながら歓談していた。

「口コミで、毎年来る人が増えている。手入れをやればやるだけ人も来てくれるので、やり甲斐があります」と澤田さん。