26日13時半~、津センターパレス2階会議室で、ときめき高虎会が『津城復元にむけて』と題した講演会を開催する。
 講師は、本紙会長で津城復元の会会長、NHK大河ドラマ『藤堂高虎』を誘致する会会長を務める西田久光。
 入場料は一般300円(高虎公を顕彰し津市の町おこしに活用される)、会員無料。問い合わせは代表の村田さん☎津232・2689へ。

 友人たちとの集まりのテーブルにえびせんがあった。ひとつ取って、かりっと噛んで、うれしくなった。「この味、この味、やめられない止まらないかっぱえびせん」
 そこからみんなが、初めてかっぱえびせんを食べた時のことを話しだした。私の育った田舎町でえびせんが売り出されたのは、いつ頃だったろう。とにかく、初めて食べた時には、こんなおいしいものがあるのかと感動した。それは同世代の友人たちも同じだったらしい。
 それから…と一人が言う。「マヨネーズも衝撃だった」そうだった。マヨネーズも衝撃だった。それまで、卵と油と塩と酢を混ぜたマヨネーズを使っていた。酸っぱさも塩辛さも子どもの舌には強すぎた。ところが薄黄色のチューブを押せば出てくるそれは、マイルドでおいしかった。感動的なポテトサラダができた。
 チーズを初めて食べた時、セロリを初めて食べた時、レディーボーデンを初めて食べた時。初めて物語はいろいろあるけれど、かっぱえびせんほど印象的な初めてはなかったと、そこにいた友人たちは声を揃えた。
 お菓子と言えば甘いものだった時代に、塩味で香ばしいかっぱえびせんが驚きをもって支持されたのだと思う。人々の嗜好の転換点かもしれない。少し若い人たちにとってのかっぱえびせんの位置づけはどうなのか、アンケート調査でもしてみたいところだ。(舞)

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