店内で惣菜を選ぶ前葉市長

 17日、津市一身田町の高田本山・専修寺の唐門前にオープンしたばかりの惣菜レストラン『ぼんぼり』を前葉泰幸津市長が視察に訪れた。
 同レストランは、一身田商工振興会の若手らが立ち上げた「㈱あかり屋」が運営。建設には国の助成金を活用しており、地元の人々が日頃から集う場所として地域活性化の足掛かり的な役割を果たすことも期待されている。
 地産地消の食材を使った手づくり惣菜を自分の好きなだけ取り、重さに応じてレジで支払うという量り売りスタイル。店内で食べられるほか、高齢者を中心に持ち帰りの需要も予想以上の人気を呼んでいる。
 視察に訪れた前葉市長は昼食を味わいながら、料理の味だけでなく、唐門を見上げながら食事が楽しめるる絶好のロケーションも絶賛。「一身田という地域は人と人が関わることで発展してきた。若い世代がやる気になって新しいビジネスにチャレンジして、にぎわいに繋がれば素晴らしい」とエールを送った。

 伊勢管弦楽団による「第33回定期演奏会」が5月18日14時から県総合文化センター大ホールで開かれる。後援=三重県、県教委、津市、津市教委ほか。共催=松阪音楽文化協会。
 同楽団は昭和56年に結成して以来、音楽監督兼常任指揮者の大谷正人氏の指導などで毎年、活発な演奏活動を続けている。現在は80名を超えるオーケストラに成長。マーラーやブルックナーなどの大作に連続して取り組むほか、フランス音楽などにも積極的に挑戦し、地方都市にあって特異で貴重なアマチュアオーケストラとして評価が高い。
 一方、大谷氏は県立伊勢高校を経て東京芸大音楽部卒業後、三重大医学部に入学し卒業。指揮を小泉和裕、山田一雄、チェロを青木十郎、河野文昭らの各氏に師事。クラシック音楽や作曲家、演奏家に関する学術論を相次いで発表。現在、三重大学教授、精神科医・医学博士でもある異色の音楽家。
 津市での公演は2年ぶり。演目は得意のマーラー作品「交響曲第4番」と、チェコの民族音楽家・ヤナーチェクの作品「シンフォニエッタ」。
 「交響曲第4番」は鈴の音とフルートで始まる第1楽章、美しい旋律にあふれた感動的な第3楽章、天国の楽しさと天使の喜びをソプラノが清らかに歌い上げる第4楽章などマーラー作品の中では最も親しみやすい傑作。
 村上春樹の長編ベストセラー「1Q84」に登場して話題になった「シンフォニエッタ」では音響が自慢の同大ホールのステージに、3管編成のオーケストラに加えてトランペット9本、バス・トランペット2本、テナー・チューバ2本を並べて金管楽器の咆哮を響かせる。
 入場料は前売り1500円、当日2000円。県総文チケットカウンター、三重大生協、近藤楽器店、谷楽器店、村井楽器店ほかで取り扱い中。問い合わせは中西さん☎080・1371・3651へ。

 27日、津市香良洲町の香良洲神社で、21日に行われた遷座に伴う奉祝行事が開催される。小雨決行。内容は①12時半~13時半=馬場区獅子舞保存会の獅子舞②13時半~13時40分=松香会の新舞踊(ああ 五十鈴川)③13時40分~14時10分=香良洲町婦人会の手踊り④14時20分~14時50分=大正琴アンサンブル・トレモロファンタジーの大正琴演奏⑤15時~15時10分=松香会の新舞踊(高砂の舞)⑥15時10分~15時20分=若竹会の新舞踊(晴れ姿・浪速踊り)⑦15時半~16時=美鈴の会、斎宮雅楽会の祭祀舞⑧16時~16時10分=松香会の新舞踊(伊勢音頭)⑨16時20分~16時50分=大人と子供に分けて餅まき⑩各区代表の音頭さんによる納めの音頭
 このほか香良洲地区茶道愛好会が奉納献茶の後、社務所隣で野点を行う。10時半から先着500名に茶を振舞う。なお当日は午前中から境内への駐車禁止。車は近くの市営駐車場かサンデルタ香良洲の駐車場へ。

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