2日、津市一志町八太の、学校再編により今年度開校した市立一志東小学校の5年生60名が、同校前の実習田で、農業体験学習として田植えを行った。
 JA三重中央が、ガイド団体「一志町歴史語り部の会」の協力を得て、毎年実施しているもの。実践で地域の農業を学んでもらったり、食の大切さを伝えるのが目的。実習田を所有する八太在住の藤岡久男さんが毎年、田植えの準備から刈取りまで世話をしている。
 今回は児童が古代米の苗を植え、「いちしひがし」の文字を描く田んぼアートに挑戦。秋に見頃を迎えるという。児童たちは初夏の日差しの下、泥の快い感触を味わいながら、JA職員や同会会員の指導で楽しそうに作業していた。
 終了後、児童代表が指導者らに「お世話になった皆さんありがとうございました。秋の実りが楽しみです」と述べた。