「胡蝶の舞」の様子

 南朝の忠臣・結城宗広卿を祭神とする津市藤方の結城神社=宮崎吉章宮司=で1・3・4・5日に春祭りが執り行われた。
 1日の例大祭には、関東・東北・中部関西・県内など全国各地から集まった宗広卿の子孫による結城同族会代表のほか、神社本庁、県内神社代表、県神社総代会など神社関係者と、地元選出の県議会議員、津南ロータリークラブの奥田邦雄代表や皇學館大学の清水潔学長、三重県剣道連盟関者ら約百名が列席した。
 伊勢神宮楽師が奏でる雅楽が流れ、宮司が開扉した神前に海・川・山・里の神饌を捧げ、祝詞を奏上した。それに続き、本庁からの献幣使も祭祝詞を奏じた。
 その後、神宮舞楽の男舞「蘭陵王」と女舞の「胡蝶の舞」を奉奏。最後に列席者が玉串を奉奠し、忠義に生きた宗広卿を偲んだ。
 3日は三重県少年剣道大会、4日には三重県少年相撲大会、5日には土佐犬闘技奉納大会も開催され、とても賑わっていた。