看板を手にする中川さん(左)ら青年団のメンバーと子供達

 今月10日から上映中の、林業に従事する若者の青春を描く映画「WOODJOB(ウッジョブ)!~神去なあなあ日常~」に登場する「神去村」は、林業が盛んな津市美杉町がモデルで、昨夏、同町で撮影が行われた。
 同映画のPRに取り組む『WOOD JOB!神去村青年団』=真伏敏男団長=では、このことを広く知ってもらおうと、11日、同町八知で開かれた「美杉むらのわ市場」の会場で、来場した子供達と共に「ようこそ神去村へ!」などと表示した看板を、数枚制作した。今後、津市白山町との境など美杉町の入り口3ケ所に設置される。
 同青年団は、今年3月、同映画を盛り上げると共に過疎・高齢化が進む美杉町の活性化に繋げるために発足。同映画のロケに関わった町内外在住の70名が所属し、記念館での来場者の案内などを行っている。
 看板は、美杉産のヒノキ材と、絵の具で制作された。板部分のサイズは縦約50
cm・横約2mのものが主で、デザインは、子供達が自由な感性で描いたカラフルなものなど様々。
 何れも、町外から訪れる観光客などを歓迎するのにぴったりの力作だ。
 同青年団は、今後、同映画のロケ地をバスで巡るツアーのガイドとしても活躍する。事務局の中川穣さん(28)は「これから、もっと美杉が元気になれば。この映画によって林業に興味を持ったり、移住してくる人が増えればと思う」と話している。