三重歴史研究会は5月18日15時~16時半(受付14時半)、津駅北側のホテルグリーンパーク津(6階)で総会記念講演会を開く。
 講師は松浦武四郎記念館学芸員の山本命さん。演題は「北海道の名付け親 松浦武四郎─幕末の北方探検家の生涯─」。
 山本さんは大阪府出身。平成13年から同学芸員を務めながら、県内の小中高校・公民館をはじめ、北海道・東京・大阪・名古屋に招かれて講演している。北海道の博物館などと連携して全国の関係資料を調査し、知られざる武四郎の姿を明らかにするなど武四郎研究に取り組む。
 著書に「北海道の名付け親 松浦武四郎─アイヌ民族と交流した伊勢人の生涯」=07年、伊勢の国・松阪十楽=など。
 当日は、晩年にも旅に生き、68歳から大台ケ原に登り、70歳で富士山に登り、また、畳一畳の書斎を作るなど、武四郎の生涯を分かりやすく解説する。
 聴講料は同会会員は無料、非会員は資料代として200円。
 問い合わせは若林さん☎津255・4168へ。

 三重大学の持つ知識を一般と共有しようと各分野の専門家を招き隔月ペースで開いている津市・津市民文化祭実行委員会主催の三重大学シリーズ、第55回文化講演会?「発見塾」が24日13時半~、津リージョンプラザ2階健康教室で開かれる。主管=津文化協会。後援=同大学、本紙。
 今回の講師は同大学附属病院・救急救命センター長の今井寛教授。演題は『三重県の救急医療』。
 今井教授は、「『救急医療は医の原点』と言われます。病気やけが 苦しんでいる患者さんに医療を提供することは『医の原点』です。三重大学医学部附属病院救急救命センターでは、救急医療を24時間365日体制で、特に緊急性の高い重篤な疾患・外傷に対して様々な科の医師、多職種の医療チームで診療しています。
 不確実な状況で短時間での意思決定が重要であり、十分な経験・知識の裏付け、さらには的確な技術も必要となります。
 劇的に回復する患者さんもおりますが、最重症の患者さんは救急救命センターでも救命することができません。医療に興味を持って頂いた方に救急医療の現状と展望をお話しします」とコメント。
 入場無料、事前申込み不要。直接会場へ。
 問い合わせは事務局☎059・228・8393東さん。

北村森氏

 (公社)津法人会=津市広明町=は5月22日14時40分~16時、津都ホテル5階伊勢の間で第2回通常総会記念講演会を開く。
 講師は商品ジャーナリストの北村森氏。1966年富山県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、92年、日経ホーム出版社に入社。編集者兼記者として「ホテルや旅館、飲食店の覆面チェック」、「携帯電話の実使用チェック」をはじめとした各種商品テスト記事の制作・執筆に長年携わる。
 05年、「日経トレンディ」編集長に就任。07年、同誌の発行人を兼務。「消費者がおカネで買えるものすべてをテーマに据える」を旗印に、編集長就任時に低落傾向にあった同誌の販売部数を大きく立て直すことに成功する。
 編集長業務の傍ら、テレビ・ラジオ番組のコメンテーターとしても活動。フジテレビ「ワッツ!? ニッポン」(06年)、TBSラジオ「スタンバイ!」(05年~)などでレギュラーを務める。著書に『ヒット商品航海記』(日本経済新聞出版社・共著)がある。
 08年、日経ホーム出版社を退職。09年、幻冬舎に入社。10年6月、フリージャーナリストに。ホテル・旅館・飲食店の覆面チェックを長年担当するなど各種製品・サービスのテストを一貫して手掛けてきた。
 また、編集者として活動する傍ら、テレビ、ラジオへの出演も精力的に続けている。
 参加無料だが、事前に同法人会に氏名・人数・☎をFAX059・227・6085で送信して申し込みすること。
 問い合わせは☎059・225・1302。

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