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2014年5月
22日、津都ホテル5階で(公社)津法人会の第2回通常総会記念講演会が開かれた。
講師は商品ジャーナリストの北村森氏。同氏は1966年富山県生まれ。慶應義塾大学卒。「日経トレンディ」編集長などを経てフリージャーナリストに。テレビ・ラジオ出演も多数。
講演では、まず、先月の消費増税後の消費トレンドについて、「消費者は保守的で、十分な満足は得られなくても外れはしない商品が売れる」という意見を否定し、「例えば、先月発売されたパナソニックの1万円の衣類スチーマーが売れて品切れです。消費者は、自分にとって本当に必要で、買えば人に自慢できる商品であれば買う。また元がすぐとれるなら、買ってツイッターなどで、『結局得するものを買った』と自慢したいんです」と語った。
また、ほかに、今、注目されている商品の特徴について「まず〝みじめにならない安さ〟を掲げているもので、例えばジェネリック家電(機能を絞り込み、低価格・高品質を実現した家電)。その一つ、シロカのホームベーカリーは、パン焼きのコツさえ分かっている人が使えば、大手企業の商品と変わらない。単機能で癖があるので、どうすれば美味しく焼けるか、料理好きの人達がネットで情報を飛び交わしている。つまり、貧乏だから・しょうがないからじゃなくて、楽しんで使っているんです。
その一方、人は買い物を我慢できるのかという議論があります。私はできないと思う。みじめにならない安さの商品を買って節約しながら、人に自慢できる、つまり、絶対額は低いが確実に『贅沢したなあ』と思える商品が求められる。例えばプレミアムビール。大衆化して技術もいく所までいって、あとは値段の差しかないジャンルのなかで、ちょっと高い商品が去年からきています」と説明した。
またヒット商品づくりについて「今は消費者がネットで商品情報を回してくれる時代なので、いいものは見逃されないが、この20数年で消費者が今ほど買い物に真剣勝負な時代はないので、いいもの同士の戦いが、ものすごいシビア。
そんななか、時に大手企業と同じ土俵で戦うのに何が必要かというと、消費者をびっくりさせること。アプローチは3つあり、一つ目は「そんなバカな!」。業界でそう思われていたお茶のペットボトルが発売されてから日本人の食生活が変わりました。二つ目は「そこまでやるか!」。例えば東京ディズニーリゾートのキャストのサービスです。三つ目は「分かっていたのに!」。ライバル企業にそう言わせることです。
B級グルメ、地域産品、お土産づくりは、急ごしらえ・厚化粧・必然性なしではダメ。足元の宝物を活かしましょう」と語った。
2014年5月29日 AM 4:56
とても面白いという評判を聞いて、映画館に足を運んだ。美杉で撮影された映画WOOD JOB!(ウッジョブ)。エキストラとして参加した知人を見つけられるか、美杉の見知った景色に出会えるかという興味もあった。
映画は林業をテーマとした青春コメディで、「青年よ大木を抱け」とポスターにある。都会の若者が田舎で鍛えられる、ありきたりのストーリーだろうと、内容にはそれほど期待していなかったが、大いに楽しんだ。俳優陣の活躍と脚本の良さと監督の腕だろうか。
主人公は都会育ちのちゃらちゃらした十八歳である。失敗を重ねる彼を、くすくす笑いながら見ていると、へらへらしながらも少しずつ変わっていく。取り巻く田舎の人々も個性的で魅力的。伊藤英明の山猿っぽいカッコよさが出色である。
聞いたところ、俳優は実際に高い木に登って枝の上に立ったり、大木を切り倒したりしたらしい。実写とは思えないほど大掛かりなシーンもあって、映画にはCGが当たり前という認識を改めることになった。
見終わって、爽やかな気分になった。原作者のお父さんが美杉出身だそうで、親戚の方々も美杉にお住まいとか。勝手に親近感を感じた私は、未だろくに挨拶もできない主人公が、この先美杉の山でどんな変化を遂げるだろうと、映画の続編までも期待したのであった。 (舞)
2014年5月29日 AM 4:55
紫外線が一段と気になる季節になりました。肌の老化は紫外線が大きな原因ですので日頃から日焼け止めをこまめにお使い下さい。
日焼け止めに書かれている「SPF」や「PA+++」とは何かご存知ですか。
「SPF」は、肌が赤くならないようUVカットする効果を数値で表したものです。およそ10分~15分間カットする効果を「SPF1」として、数値が大きいほど効果が長続きします。例えば「SPF20」の場合、約3~5時間、効果があります。
また「PA」は、肌が黒くならないようUVカットする効果で、「+」~「+++」の3段階で表され、「+」が多いほどカットする力が強いのです。
但しこれらはあくまでも目安で、環境によって効果の差はあります。数値や、「+」の数にとらわれず、できるだけ肌に優しい日焼け止めを使い、こまめに塗り直すことを心がけたほうが良いでしょう。日常で使用するものであれば、「SPF20~40」と「PA+」「PA++」で十分です。
日焼けのケアはとにかく保湿です。肌がもちもちするまで化粧水をたっぷり優しく含ませましょう。
また脂っこいものや甘いものを控えることも紫外線からお肌を守るポイントになるため、食生活にも気を配りましょう。
2014年5月29日 AM 4:55