弓指さんから「高原列車は行く」の振り付けを学ぶ参加者たち

 5月27日、津市栄町の三重県勤労者福祉会館6階講堂で、「(公財)介護労働安定センター三重支所」=上村秀作支所長=の講習『音楽療法』が開かれた。
 同支所が、県内で介護職に携わる人を対象として、介護の知識や技術の維持・向上を図ることを目的に実施している講習の一環。今回は53名が参加。
 講師は高齢者施設などで音楽療法士として活躍している弓指美晴さん。介護現場でレクリエーションなどに役立つ音楽療法の手法を多数紹介した。
 弓指さんによると、音楽療法とは、音楽の持つ特性を利用して、その人らしく健康に過ごすことが出来るように援助していく療法。 また高齢者に対する音楽療法には3つの要素があり、1つは「創造性」で、その人が持っているものを尊重しながら見守り大切にすること。2つ目は「刺激」。感覚機能から刺激を促し、諸機能の維持・増進を図る。
3つ目は「再活性」。その人の歴史のなかで得意だった事などを取り入れ、自尊心を高めたり、自信を回復させるという。
 弓指さんは、トーンチャイムなどの楽器を紹介し、お年寄りに、曲に合わせて演奏し楽しんでもらう際のコツを具体的に説明。参加者はメモをとりながら真剣な表情で聞き入っていた。
 また、全員が色とりどりのハンカチやスカーフを手に「高原列車は行く」の振り付けを、実際に体を動かして学んでいた。