古来より日本人は見えない精神の世界を大切にしてきた。しかし、忙しい現代社会においては、神棚や仏壇がきちんと祀られているか、先祖供養が正しいか、などの疑問を持っている人も多い。また、突然の怪我や事故、病気と闘う人も多い。そこで、医療とはまた別の「幸せなるアプローチ」を提案し続けている雲元氏に話を聞いた

 

─会社経営と並行して、霊的な相談に全国を奔走していますね。
旧電電公社を経て平成4年5月に社員教育を行う㈲エム・アール・シーを起業しました。おかげさまで官公庁や遊園地、ホテルや百貨店、社会福祉施設でCS向上研修、また大学や高校ではビジネスマナーと就職セミナーを実施するなど、多くの方々と関わらせて頂いています。起業して2年後の53歳の時、「人救いをしなさい」とご神示を受けました。以来ずっと会社経営と人救いを両立しています。生業があるからこそ人救いを真剣に出来るのです。
─神棚や仏壇はどう扱ったらよいでしょうか?
皆さんうっかりしがちなのですが、神棚や仏壇を1階に置いて、2階から踏んだ形にしていませんか。「天」や「雲」と書いた紙を、天井に貼っても、それは神様やご先祖様からすればいい訳に過ぎません。上から踏まない場所に移動することが必要ですが、家の間取りなどによっては、いい場所と悪い場所がありますので気をつけてください。  神棚は北を背にして南向きに、仏壇は西を背にして東向きがよいでしょう。位牌は、白木や繰り出しはよくありません。黒塗りの位牌に金文字で書かれているのが理想です。同じ部屋に神棚と仏壇を置かなくてはならない場合は、より注意が必要です。まず神棚が右側です。神棚と仏壇が交差するように配置したり、すぐ隣り合わせに置いたりするのはいけません。古いお神札やお守りなどは、その年の終わりに神社やお寺に返してください。神仏に礼を尽くすことが大切です。
─家の中で出来る開運法がありますか?
写真、絵画、人形、置物など人や動物の姿形のものは飾らない方がよいことはあまり知られていません。家族写真やお子様の描いた絵など、壁に貼ったり、額に入れたりして、いつも眺めていたい気持ちはわかります。しかし、写真や絵画にはそこに写っている人とは関係なく、全く別の霊が取り憑いてしまうことが多いのです。アルバムや携帯電話の待ち受けにするぶんには大丈夫でしょう。特にお子様の健康を願うご家庭では、人や動物の姿形を写したものの扱いに気を配ってください。人形や縫いぐるみはお子様が使っている間は問題ありません。しかし、使わなくなった人形はお寺で供養してください。神様の姿形をしているものは神社で正しい対処を、人や動物の姿をしているのはお寺にお持ちし、正しい供養をしてください。
科学の発展に伴い現代人は神様や仏様の存在を忘れてしまったのではないでしょうか。神様からの戒めや霊からの障りなど、少しでも気になることがあるならば、神様や仏様に関わるもの、自然にある石や木などの神聖なもの、自宅の土地にある因縁めいたものなどの祀り方、ご供養の仕方を知り、正しく変えてみてください。気持ちがすっと軽くなるのを感じるはずです。あなたの働きかけが変われば、見えない力はあなたの味方となって、幸せの後押しをしてくれることでしょう。
雲元氏プロフィール
昭和16年津市生まれ。13歳の頃から体調不良となり、病院や占い師、祈祷師や宗教等に頼るも改善されなかった。35歳の頃から〝神様からの教え〟を感じるようになり、教えられたことを実施することで、自身はもとより友人・知人の病気や悩みを解決してきた。67歳の時、これまでの体験をまとめた「あなたの運命を変える〝見えない力〟」を出版。現在、悩みの相談と講演活動を行っている。
なお、次回の雲元氏の講演会は9月13日(土)アスト津にて開催。問い合わせは雲元事務所☎津230・3800。