上野専務(左)から笽島茂教授に目録を贈呈

上野専務(左)から笽島茂教授に目録を贈呈

 一般財団法人・近畿健康管理センター=以下、KKC=(本部・滋賀県大津市。三重事業部・津市納所町)が6月23日、三重大学大学院医学系研究科を訪れ、9万円を寄付した。
 KKCは「KKC環境コミュニティプラン」と呼ばれるエコ活動に取り組んでいる。この活動は①X線の画像データを顧客の要望で提供する際、CDなどのフィルム以外で渡すことでフィルム使用量を削減する『画像データでエコ』、②営業担当を経由せずに検診などの結果物を顧客に直接送ることで早期納品と社内の業務を効率化し、営業車両の移動で消費する燃料を削減する『検診結果直送でエコ』、さらに③受診者の検診情報について、部門間や、同社から顧客への問い合わせ件数を削減することで紙資源の使用料と労務コストを削減する『検診情報問い合わせ削減エコ』の3つのエコ活動で捻出した費用の一部を各地の予防医学研究等の推進や、環境保全(低炭素・緑化推進)の活動団体に寄付するもの。08年度から行っており、今年度で7年目、寄付は6回目になる。
 今年度はKKCの上野正美専務理事をはじめ4名が三重大のほか、津市緑化基金、三重県緑化推進協会の3団体に寄付した。
 三重大では、同研究科・基礎系医学講座・公衆衛生・産業医学分野の笽島茂教授に目録を贈呈。
 同教授は「地域の保健活動、職域の保健活動、それをとりまく行政を一体にした健康づくりに我々は取り組んでいる。その中の研究費など様々な費用に使わせていただきたい」と謝辞を述べた。
 14年度は「KKCソーシャルプラン」と名称変更し新たに『検診事前配布物 自動封入・封緘の推進』と『募金活動』に取り組んでおり、活動コンセプトも〝KKCの事業の標準化並びに効率化等の活動により捻出する節減費用の一部を社会に還元する〟と改め、社会性の高い貢献を目指す取り組みを実践している。