お年寄りと握手する旭天鵬

お年寄りと握手する旭天鵬

 3日、社会福祉法人・こしば福祉会=小柴眞治理事長=が運営する介護老人保健施設『トマト』の利用者のお年寄り120名を大相撲・友綱部屋の力士ら17名が慰問した。
 力士たちは今年は13日から始まる名古屋場所を前に毎年施設をお訪れており、今回で5回目。一行の顔ぶれは、ブラジル出身で今場所の活躍も期待される魁聖、一昨年史上最年長優勝で日本中を沸かせた旭天鵬、若手の有望株である旭秀鵬ら幕内力士と、十両の旭日松と旭大星に、幕下力士7名や部屋所属の行事や床山を含めた大所帯。
 利用者代表の尾上春子さんに花束を手渡されるなど熱烈な歓迎を受けた力士たちは、お年寄りたちの質問に答えながら、握手や記念撮影を楽しんでいた。

平松さんと力士たち

平松さんと力士たち

 交流を終えた魁聖は「こっちも元気になって嬉しくなる」と笑顔。一番人気だった旭天鵬も「元気にテレビを見て応援してほしい」と話していた。
 その後、一行は友綱部屋の前身である大島部屋の時代から旭天鵬を支えている平松佐智恵さんが経営するちゃんこ料理店「金鍋」=津市南丸之内=へ移動。大勢の市民が駆けつけた激励会に参加。ここでも力士たちは交流を楽しみながら、名古屋場所に向けて英気を養っていた。
 その様子を見ていた平松さんは「旭大星も新十両になったし、嬉しいことばかり」と喜んでいた。