フォーラムのポスター

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 「エンジョイ・ライフ・フォーラムvol3《二度とない人生 生きているうちにウ~ンと楽しもう!》が8月24日(日)13時~16時半(開場10時半、閉場19時)、アスト津4階アストホールで開かれる。主催=たんたらホイ会ほか。後援=三重県、県教委、津市、津市教委。入場料・一般2000円(前売り1600円)。学生1000円(同800円)。
 第1部は13時から映画「たんたらホイ!vol3・天使とペテン師」の上映。実践経営コンサルタントの加藤雄詞氏が自費で制作したシリーズ3作目。『素人でもやれば何でもできる』というメッセージを込めた完全素人挑戦コメディ。
 第2部は15時半からフォーラムディスカッション。テーマは「エンジョイ・ライフ」。パネラーに内田淳正三重大学長、落語家の切磋亭琢磨、加藤氏、津市教委委員長の石川博之氏、大阪スクールオブミュージック講師の藤田祐司氏、メンタルプロポーションデザイナーの宮田喜子さんが「エンジョイする人生とか何か?」をディスカッションする。
 さらに、夏休みスペシャルとして、「右脳活性化コーナー」もロビーで開催(①10時半~12時45分②16時半~19時)。オーラ写真撮影やアルファ波測定、体の歪みの写真撮影と分析、エコグラム診断、ストレス度チェック、ペットとコニュ二ケーションなどが体験できる(一部有料。10分1000円)。     
 問い合わせは☎059・226・0005。前売りチケットは松菱でも購入できる。

 今年は、気温は昨年とあまり変わらないようですが、陽射しが強く湿度が高い影響で、熱中症気味の人が増えているように思われます。
 東洋医学的に考えると熱中症は、胃に熱を持った水毒の状態なので、緊急に対処するには胃の熱をなるべく早く冷やすことが必要です。
 アイスキャンディーやかき氷、冷凍庫にある氷を口に含んで胃を冷やして下さい。冷たい水などを飲んでも、冷えるのは喉を通る瞬間だけであまり効果はなく、取り過ぎれば腸まで冷えてしまいます。腸が弱ると消化吸収の能力や食欲も低下して、手足に力が入らなくなり夏バテになります。
 中等度の熱中症は、喉が良く渇く、冷たい物が欲しい、めまい、頭痛、頭重、気力の低下、疲労感、虚脱感、足のケイレン、食欲不振、肩・背中のこり、吐気、嘔吐、失神(日射病など)などの症状が幾つか重なることがあります。さらに重症度になると意識障害、過呼吸、ショック症状、不自然な言動などが中等度の症状に重なって起こります。
 中等度から重症化するのに時間がかからないこともあるので、熱中症かなと思ったらすぐに治しましょう。熱中症の漢方薬があり、数分で熱が取れて楽になります。お店で無料で体験できますので、ぜひご来店下さい。

 「ちょうど今頃、偕楽公園に梟が来るから見に行くといいよ」。と、友人が電話で教えてくれてから、夫と散歩道にしている公園で、ここら辺だよと言われた場所を毎日見上げていたら、運良く三日目に三脚を構えたカメラマンに出くわした。
 「梟ですか」と聞くと「三羽いますよ。親子ですね。覗いてみますか」とフアインダーを覗かせてくださった。
 大きいのと小さいのが一羽ずつ少し離れたところに。もう一羽はどうしても見つけられなかった。レンズでアップしてもらい目がとんでもなく大きく飛び込んで来、可愛い顔に思わず見入ってしまった。
 次の日、ごみ捨てに行ったついでにその場所へ行って探してみると、子供の梟がこちらを向いて枝にとまっていた。何と可愛いまん丸な目。しばらくにらめっこというか目がそらせなくなってしまった。
 魔法使い、魔術といったファンタジーな事が思い浮かぶのはハリーポッターの影響か。夜見つめあい続けていたら、そのままどこか違う世界へ迷い込んでしまいそうな…。
 梟・福を呼ぶ鳥・不苦労とか言われ、日本中、いや世界中で観光客目当ての土産になっている。我が家の飾り棚にも大理石の作家物から北海道で買った小さな木彫り、北欧でみつけた、中にもう一羽入った細工物があり、どれも丸い目が愛嬌。
 ミミズクとも言ったな。梟とミミズクは同じかしらと疑問に思い、パソコンで調べると、ミミズクとはフクロウ科で羽角(うかく)即ち耳があるもの。殆ど判別できないものまであり、形も様々。結論として「フクロウとミミズクには違いがないから気にすんな!」と出てきた。なんと無責任な…。
 そこで我が敬愛する谷川士清の『和訓栞』の登場。と言っても私が愛用しているのは平成二年に名著刊行会が発行した増補語林『倭訓栞』。その下巻で調べてみた。
 『和訓栞』は日本で初めて五十音順に並べた本格的な国語辞典で約二万一千語にものぼる。士清は一人で
編集をし、前編の出版準備を終え、いよいよ印刷だという一七七六年に亡くなった。その後、子孫や弟子が遺志を継ぎ何回かに分けて出版、全九三巻が出版し終えたのは一一〇年後の明治二〇年であった。増補本は伴信友の書き入れ本の前編・中編をまとめて五十音順に配列し直し「お・を」の順序を改め、井上頼圀らが語林を上欄に増補し、上・中・下巻とし、後編はそのままで明治三一年に出版した。名著刊行会からの復刻本は昭和四三年版、四八年版、平成二年版がある。
 みみづく 和名抄に木菟を訓せり、耳の長き獣なるをもて名く
 ふくろう 和名抄に梟をよめり、説文には不孝鳥也とみゆ、ろふ反るなり、形のふくれたるより名とする成るへし、常陸にてねこ鳥といふ…伊勢白子にて鳥追といふ、蝦夷にへうれこいきといふ…と非常に詳しく説明有り。
 広辞苑と比べてみた。
 みみずく 梟鴟目の鳥で頭側に長い羽毛(いわゆる耳)をもつものの汎称。
 ふくろう 梟鴟目の鳥。大きさカラス位。顔は灰白色、額は褐色。背面、下面共に灰白色の地に褐色の縦班があり、下面の方が著しく白っぽい。森の繁みや木の洞にすみ、夜出てノネズミなどを捕らえて食う。
 『和訓栞』は一語一語専門書のように詳しい。一人で調べ五十音順に並べた士清の努力は想像に絶する。
  (谷川士清の会 代表)

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