風船を空に放つ参加者たち

風船を空に放つ参加者たち

 7月29日、松阪市嬉野島田町の西日本セブンスリーゴルフクラブで「第10回あしながおじさんの会・福祉支援金チャリティコンペ」があった。
 ゴルフを通じ、子供たちの健やかな成長を支援しようと実行委員会=小川益司実行委員長=を中心に毎年開いているもの。今回は県庁ОBや会社経営者など、163名が参加した。
 当日は、津市と松阪市の6つの知的障害者施設から約100名を招待。野外パーティやカートでコースを回るなど、楽しい一日を満喫。様々な願いごとを書いた紙を結んだ風船を空へと放った。
 小川実行委員長は「記念すべき大会に多くの皆さまからご参加頂けて嬉しい」と挨拶。表彰式で参加者から集まった募金と協賛金を分配し、各施設に5万円ずつ贈呈。代表者たちは浄財を受け取ると口々に感謝の言葉を述べていた。

左から選手の大畑さん、石田さん、小林さん、コーチの田代さん

左から選手の大畑さん、石田さん、小林さん、コーチの田代さん

 ㈱ジャパンスポーツ運営が運営する『津アサヒスイミングスクール』=津市西古河町=が、今年も飛躍を続けている。
 まず3月に、公益財団法人「日本水泳連盟」から同連盟優秀団体として初めて表彰された。この表彰は、長年にわたり組織的に水泳競技の普及・発展に尽力し、日本の水泳界に多大な貢献をしたとして、その功績を称えるもの。先月には、「三重県水泳連盟」からも、最優秀スイミングクラブとして表彰されている。
 また6月、同スクールの田代純一コーチ(39)が、一般社団法人「日本スイミングクラブ協会」の優良指導者表彰でブルーウェイブ銅賞を初受賞した。選手17名を担当し「一生懸命教えてくれる」と慕われている田代さん。「光栄です。次は銀、金と一つ一つ上げていきたい」と喜びを話した。
 さらに、田代さんの生徒である大畑友生さん(高田高2年)、小林渚さん(白子中3年)、石田紅葉さん(一志中2年)も活躍中。
 大畑さんと石田さんは、所定の記録を突破し、26日~30日に東京都である「第37回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」=日本水泳連盟主催=への出場を決めた。
 石田さんは、21日~23日に高知県で開かれる「第54回全国中学校水泳競技大会」にも参加する。
 また、小林さんと石田さんは、三重県競技力向上対策本部から、平成26年度「チームみえジュニア」に指定された。この事業は、2021年の三重国体などで活躍が期待できる小学5年から中学3年までの選手を指定し、育成・強化することなどが目的。
 大畑さんは「良いタイムが出ることが水泳のやりがいです。初めての出場なので楽しめるのが一番」、また小林さんは「来年、高校生になるのでインターハイに行けるよう頑張りたい」、石田さんは「全中では表彰台を目指し、JOCではナショナル合宿に行けるよう基準タイムを突破したい」と抱負を話している。

 津市垂水の美術家・北泰幸さん(62)の個展『土の絵にっき』が津市中央の三重画廊で昨日から開催されている。会期は10日まで。時間=10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。
 北さんは、兵庫県宝塚市出身で大阪芸術大学工芸科卒。陶芸の人間国宝・富本憲吉の孫弟子。陶芸を中心に、染色・彫金・鋳造など幅広い分野に通じている。普段は、㈱まつぜんフードサービス=津市寿町=の社長としてだけでなく、津ぎょうざ協会の会長としても活躍している。休日は全国各地のイベントへ出店するなど、多忙な日々の合間を縫って、創作活動に取り組んでいる。
 4年ぶりとなる今展には自宅に設置したガス窯で焼き上げた皿や花器などの陶芸作品を中心に絵画など、100点余りを出展。御影土を埋め込んだ和皿にはイヌやワニといった動物や自動車などをモチーフにした抽象画が優しいタッチで描かれている。
 会場には、個展の表題にふさわしく、移り変わる日々を描いたような多彩な作品たちが並び、見る者を飽きさせない。どこかユーモラスだけど、見ているだけで、心が温かくなる…。みずみずしい感性が息づく北さんの作品を見に会場に訪れてみては。
 問い合わせは☎059・225・6588へ。

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