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アナと雪の女王の大ヒットで、ありのままという言葉をよく聞くようになった。「ありのままの姿見せるの ありのままの自分になるの」ありのままの自分とは何だろう。
この間友人と会った時に、「高校生の頃は」という話が出た。高校生の頃は、周りの人たちが素晴らしく思え、劣等感に苛まれた。自分のすることが何もかも中途半端な気がして恥ずかしく、かといってそこから抜け出す努力もしなかった。小さな失敗にもくよくよし、後悔ばかりしていた。
今なら分かる。劣っているなら少し頑張ればよい。努力すれば、誰でも少しは向上するものだ。今なら分かる。失敗を恐れずやってみればよい。失敗したとしても、たいていのことは取り返せる。人は他人にさほど興味がないから、他人の失敗にほとんど気づかない。気づいて笑うことがあっても、人はすぐに忘れる。
あるがままの自分を受け容れて、目の前のことに地道な努力を続ける。新しいことにも取り組む。そこから向上する時に、人は生きる喜びを感じるのではないだろうか。
だから、ありのままの自分になるということは、現状のまま停滞することではない。自身を変えないまま、周囲に寛容を求めることではない。それは単なる甘えだ。
ありのままとは、恰好つけずに人と向き合い、迷い失敗し悩む自分まで認めることだ。今なら分かる。
(舞)
2014年8月14日 AM 4:55
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