機器の説明を受ける来場者ら

機器の説明を受ける来場者ら

明るくモダンな外観が特徴の久居病院の新本館

明るくモダンな外観が特徴の久居病院の新本館

 来年、創立50周年を迎える津市戸木町の久居病院=棚橋裕院長=の新本館がこのほど完成。9月1日の開院を前に21日、内覧会が行われた。
 同院は「人権の尊重」「安全で良質な医療の提供」という基本理念のもと、さらなる患者サービスへの対応と地域医療への貢献を目的に新本館を建設した。
 新本館は病棟、外来、管理棟で構成。新病棟には神経科急性期治療病棟と認知症治療病棟の機能を持たせたほか、外来ゾーンは待合スペースから大きな窓を通して野外の樹木を眺めることができるなど、明るく開放的で、受診し易さを目指した。
 「地域に開かれたあたらしい精神科病院」を目標にした外観は、曲面のカーテンウォールを採用し、やわらかなイメージを演出。この部分は食堂とデイルームのスペースに当たり、建物内から豊かな眺望を望むことができる。平常時の節電を図ることで、非常時の施設機能の維持も同時に達成できる各種機能も完備した。
 内覧会には、医療・介護・福祉の各関係者らが訪れ、職員の目が届きやすい大きな窓を設けたスタッフステーションや各種の最新機器を職員の説明を受けながら見学していた。
 同病院では「新棟の完成を新たな出発点として捉え、さらに地域社会で必要とされ、愛される病院となるよう精進します」としている。