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2014年8月
津市仏教会(大竹宣誠会長)は、今年も18日(月)19時から、津観音北隣りの仏教会館で市民参加の『精霊総供養』を行う。
津市民はみんな縁あって同じ地域に暮らす家族と同じ、という想いから市民みんなで戦没者やご先祖、初盆の人、水子、知人・友人の供養を宗派を超えて行うもので、誰でも参加できる。 津市仏教会加盟の各宗派の僧侶多数が一堂に集まり色衣五条に身を包み、厳かに読経して供養する。菩提寺の無い人や、あっても遠方なので簡単にお参りに行けない人なども、この機会にと毎年大勢の市民が集う。
供養志は1000円〜。申し込みは当日13時〜19時半まで仏教会館で。
問い合わせは田中さん☎090・1989・0448または☎059・262・6715。
2014年8月7日 AM 4:57
社会福祉法人・三重県社会福祉協議会=津市桜橋=は9月から開講する「第2回介護職員初任者(旧・ヘルパー2級)研修」の受講生を募集している。
離職者などの就労支援を目的に県内の福祉職場への就労意欲のある人を対象にした介護員育成プログラムの一環。
▼研修期間=9月12日~11月13日(おおむね週3回、計130時間)。9時~17時(但し講座によって多少受講時間は異なる)。
▼募集期間=8月29日必着分まで。
▼募集人数と参加要件=39名(応募者多数の場合は抽選)。原則として三重県に住民登録している人(東日本大震災被災者についてはこの限りではない)。
福祉職場への就労意欲があり県福祉人材センターへの求職登録を行い、県内の福祉職場へ就労することの誓約書が得られる人。
但し、有料の介護職員初任者研修を受講できる人は除く。講習を最後まで受講できる健康な人(母性保護のため妊娠している人は不可)。年齢65歳未満(平成27年3月末現在)。
外国人は受講できる日本語能力を持つ人(日常会話・高齢者とのコミュニケーション・読み書きができる人)。研修期間中に原則2日以上の職場体験に参加する。
▼受講料=無料だがテキスト代6500円及び期間中の交通費、食費などは自己負担。
▼受講場所=三重県社会福祉会館2階大会議室及び県内の研修施設。
▼申込方法=所定の参加申請書兼誓約書に必要事項を記入(自筆)・押印。運転免許証のコピーまたは住民票を添えて〒514─8552、津市桜橋2丁目131、三重県社会福祉協議会へ郵送または持参。
▼募集結果=締め切り後に全員に郵送で連絡。
問い合わせは同協議会☎059・227・5160へ。
2014年8月7日 AM 4:56
「川上山若宮八幡宮」の社より奥の雲出川源流の滝へは細い道を辿っていく。清らかな水のせせらぎと木々のささやき。一歩進むたびに、文明という薄衣をはがれ、あらわになった心が根源へと遡っていくような感覚をおぼえる。ほどなくすると、高さ4mほどの小さな滝の前に注連縄が張られているのが見えてくる。2人で滝に向って手を合わせ頭を垂れる。目を閉じて耳を澄ませると、滝の音と共に神の息吹が聞こえてくるような気がする。
その後、川上さんを後にした私たちは次の目的地である太
郎生方面へ向かうべく、JR名松線の伊勢奥津駅方面へと戻る。ここに来るまでは、緩やかな登り坂が続いていたので、帰りはしばらく下り坂。走り込みのおかげで飛躍的に伸びた体力にまかせ、快調に飛ばしていく。
しかし「好事魔多し」とは、よく言ったものである。奥津駅から2㎞ほど手間で突然、後輪に違和感。徐々にタイヤがしぼんでいくような感覚。間違いなくパンクだ。
自転車から降りて穴の開いた箇所を確認するがすぐには分からず。修理するのに、適当な路肩もなかったので、奥津駅前まで自転車を押していく。
パンク修理くらい自分でやるのが自転車乗りのたしなみとはいうが、手先の不器用な私は、挑戦すらしようと思ったことがない。その点、М君はなんでも自分でやりたい派。前輪と比べると、後輪を外すのは少し手間がかかることもあり、ここは修理の経験がある彼に任せることにする。
とはいうものの、間が悪いことにこの日は交換用のチューブを持ち合わせておらず、近くに自転車屋も無い状況。最悪リタイアかと思った瞬間、今朝M君が返品できなかったタイヤチューブのことが頭に浮かぶ。物は試しにと、取り外したホイールに当ててみると大きさがぴったり。それを見て「日頃の行いやな。神様はよう見とる」とうそぶく私。M君はすかさず「言うとけ」と返す。
なんにせよ、ここからは彼の独擅場である。ただ見守るしかない私は彼の手元に自販機で買ったばかりの冷たいコーラを置くと、アスファルトに腰を掛けて休憩。スマートフォンを脇に置いて、ジミ・ヘンドリックスの名曲「パープルヘイズ」を再生する。
私は酒も煙草もやらないが疲れた時にはこうやってお気に入りの曲を聴きながら〝一服〟をする。神と呼ばれた男が奏でるギターの音が鼓膜から、脳髄を伝わり、五臓六腑へと染み渡っていく。この心地良さは他に代えがたいものがある。
そうこうしていると、М君の方も悪戦苦闘の後に、チューブ交換を終えていた。空気を入れて試乗してみると、乗り心地は上々。「この貸しは高いぜ」と不敵な笑みを浮かべる彼に感謝をしつつ、彼にサイズの合わないチューブをすすめた店員にもほんの少しばかりの謝意をささげる。
なんとかトラブルを乗り越えた私たちはいよいよ、津市の最奥の地である美杉町太郎生に向ってスタートを切った。(本紙報道部長・麻生純矢)
2014年8月7日 AM 4:55