柳瀬たか子さんと100号の大作「2014旋律」

柳瀬たか子さんと100号の大作「2014旋律」

 津市中央の三重画廊で17日~21日10時~18時(最終日は17時まで)、光風会会員・柳瀬たか子さん(84・同市南新町)による油彩作品の個展が開催される。
 柳瀬さんは、昭和26年から10年間、中学・高校の美術教師を務めた。59年から洋画講師として活動し、現在も「やなせ」グループで指導を行なっている。
 ここ20年程は、直感的に好きだという青色を基調とした作品を多く制作しており、今展でも、青を使い、棚とそこに並んだ器や、自宅の庭で美しく咲いた月下美人を描いた作品を出品する。そのほか大胆なタッチで丸山千枚田を描いた風景画などもあり、100号の大作から小品まで25点が揃う。 
 柳瀬さんは「今展にあたって、初めは古い絵を出品しようと思いましたが、まだ描けるのに古い絵では意味がないと、近作にしました。84歳の今の仕事や、精一杯現在を生きて、この年になっても描いているということを見てもらいたい」と話した。