2014年9月

 女性には便秘の人が多く、便秘薬を飲まないと便通がないと言う方が、かなりの人数になるでしょう。便秘薬を飲んでもすっきりでないと言うご相談も良く受けます。
 便秘は原因によって治療法が異なります。まず東洋医学的に考えると、大腸が冷えて便秘になる可能性があります。このような時にはビール酵母や乳酸菌を取ると言う意見もありますが、お腹を温める漢方薬を飲んで根本的な原因から治すことが大切です。
 また胃とか腸に熱を持ちすぎて、便が渇き固くなってしまうことがあります。この時は胃や腸の熱を取ることで、根本的に治すことができます。
 ほかに瘀血が原因のケースや、気が詰まり気の流れが下に降りなくなって便も下に降りて行かなくなることもあります。
 原因を追究して根本的な治療をすれば、自分の力で正常な排便をすることが出来ます。
 東洋医学では、肺と大腸、心臓と小腸の臓と腑の主従関係があると考えられています。従って、便通を良くすると言うことは肺や心臓の機能も良くすることになります。
 便秘薬などの対処療法で済ましてほっておかないで、根本的に治してみませんか。漢方薬は色々な原因によってお薬を変え根本的に治すことが出来ますので、お気軽にご相談ください。

 この地方では、八月の下旬に稲刈りが始まる。だから彼岸の頃の田んぼは、切り株から伸びた緑の葉でまるで植えたばかりのように見える。
 今年は夏に雨が多くて、お米のできが心配だった。幸いに、日照不足も大雨もそれほど稲作に影響がなかったのだろう。いつもの年のように、新米が食べられるようになった。
 肉も刺身も美味しいけれど、炊きたての新米ほど美味しいものはない。つやつやした白いご飯の上に、辛子明太子を一切れ乗せて、箸でほぐす。赤く染まったご飯を口に入れると、舌の上に幸せが広がる感じ。そう、秋の幸せだ。
 塩鮭も良い。うす塩の身の厚い鮭をふっくらと焼き上げる。ほぐした身と白いご飯を交互に口に入れ、口の中でちょうど良い味にして食べる。
 ご飯は、味の濃いおかずと混ぜた時が一番美味しい。つまり丼物が最高のご飯の食べ方だ。丼でない時には、口の中でご飯とおかずを混ぜて味わう。いわゆる口中調味である。口中調味をする民族は珍しく、欧米人には難しい食べ方だそうだ。和食の基本は白いご飯。口中調味は日本の文化であるともいえる。
 ご飯と合わせて美味しいものは他にもたくさんある。しぐれも塩辛も、新生姜の甘酢漬も良い。それから、塩鯖や秋刀魚の塩焼き、間引き菜の塩漬。日本の秋に、日本の文化を思い切り楽しもう。       (舞)

 ▼希風書道会 書道展=~30、百五銀行津駅西口支店
 ▼ユニセフによる子どもたち支援の写真展=~30、百五銀行本店
 ▼岡本三八十カルトン展=~28、三重画廊
 ▼コーラスあい結成15周年記念コンサート=27、農業屋コミュニティ文化センター
 ▼WINDSチャリティーコンサート=27、飯南産業文化センター
 ▼がんに関する市民公開講座「生活習慣と肝臓がん」=27、アストホール
 ▼懐かしのキネマ①お茶漬けの味②あゝひめゆりの塔=25、美里文化センター文化ホール
 ▼どんぐりカラオケと踊りの集い=28、一志農村環境改善センター
 ▼第20回みえ音楽コンクール・声楽部門本選=28、県総文大ホール
 ▼第12回手作り作品展=~26、あのつ画廊

[ 4 / 28 ページ ]« First...23456...1020...Last »