松阪祇園まつりに参加し、踊りを披露する会員たち

松阪祇園まつりに参加し、踊りを披露する会員たち

 松阪市指定無形民俗文化財で、音頭・締め太鼓・踊りで構成される「松阪しょんがい音頭と踊り」。
 『松阪市無形民俗文化財 松阪しょんがい音頭と踊り保存会』=奥村義治会長=では、その文化を継承し次世代に伝えるため、松阪市内外で、祭りへの参加や福祉施設慰問、子供達への指導などを行っている。
 同会は45年程前に発足し
現在、会員は20代~80代の約200名。音頭の内容は蒲生氏郷公による松阪城築城などで、唄うのは女性5名を含む約25名の音頭師。その歌声と締め太鼓の音色は趣き深く、踊りはしとやかで美しい。同会では練習を積んでこれらの技術を磨き、約400年の歴史を持つ「しょんがい」の魅力を幅広い年代に広めてきた。 副会長・事務局長の坂上道子さんは、「夢は、郡上おどりのように、まち一杯に広がり、老いも若きも皆さんに踊ってもらうことです」と語っている。
 なお同会は18日17時~20時、同市川井町の橋西地区市民センター隣の第三銀行所有地で「第一回松阪しょんがいまつり」を開く(今月5日に開催予定だったが台風接近のため18日に延期となった)。入場無料。小雨決行。雨天の場合19日に開催。同会事務局☎0598・52・6008。