2014年10月

 赤塚建設㈱の社長として、究極の健康住宅「住めば住むほど元気になる家」を三重県下に建築し、住む人に笑顔と健康を届けている赤塚高仁氏が、㈱舩井本社代表取締役社長の舩井勝仁との共著「聖なる約束 砂漠は喜び 砂漠は花咲き」(出版社・きれいねっと)を11月15日に出版する。
 赤塚氏は、ロケット博士として著名な故・糸川英夫氏の最後の弟子でもあり、思想後継者として全国各地で講演活動をしている。
 晩年の糸川博士は、「日本とイスラエルが手を結ぶことによって、世界が平安に導かれる。日本はこれからの時代、重要な役割を担わなければならないのだ」と説いた。
 そして、日本とイスラエルを結ぶ組織である、日本テクニオン協会を設立し、両国の間に橋を架けて、多くの日本人をイスラエルへと導いた。
 その遺志を継いだ赤塚氏は、これまでに12回イスラエルを訪問し、糸川博士が願ったことを語り続けてきた。
 また、今年4月に赤塚氏のイスラエルへの旅に同行した舩井勝仁氏は、先日他界した世界的な経営コンサルタント、舩井幸雄氏の長男であり、舩井氏の思想後継者として大きな影響力をもっているが、イスラエルで受けたカルチャーショックを書き残したいとの思いに突き動かされて、赤塚氏と共著でこの本を著すことになったもの。
 赤塚氏は「『魚に水が見えないように、日本人には日本が見えない』。だから、日本人はユダヤ人国家に今、学ばなければならない。2000年も国がなかったイスラエル国は、わずか60数年のうちに見事なまでに砂漠を緑化して自給自足と継続可能なコミュニティ国家を築きあげ、そして国民には国家の一員として確固たる国民的アイデンティティを構築している。
 これほどまでに国家、国民として自立している国は他にはないだろう。
 一方、この60数年で2000年以上の歴史を持つ日本は、100%あった自給率は3分の1近くまで低下し、祖国の歴史も知らず自国に対する愛情も失い、大和魂を抜かれて完全に骨抜きの依存国家になってしまっている。
 民族の歴史を失った国は例外なく滅んでいる。いま、大切なことを思い出す時がきている」と話す。
 同書を通じ、赤塚氏と舩井氏、二つの視座からこれからの希望を発見できる。 尚、出版を記念して、11月15日(土)14時半(開場14時)~16時、京都KBSホール(京都市上京区烏丸通り一条下ル龍前寺600─1)で記念講演会が開かれる。
 当日は16時20分~18時は創作和太鼓集団「鬼太鼓座」ライブとパネルディスカッションも開かれる。会費税込5000円(同書籍をプレゼント)。
 申し込みは、赤塚建設ホームページ(「赤塚建設」で検索)のお問い合わせコーナーから。

左から奥田さん、上出さん、中谷さん…野菜を栽培している畑で

左から奥田さん、上出さん、中谷さん…野菜を栽培している畑で

奥田さんとやまびこカフェの運営メンバー(写真提供・松原豊氏)

奥田さんとやまびこカフェの運営メンバー(写真提供・松原豊氏)

 津市美里町にある集落「平木」の、トレーラーハウスやウッドデッキなどを備えた「秘密基地」を活動拠点とするNPO法人サルシカ=奥田裕久隊長(48)=がこのたび、平木の住民やその関係者を対象としたコミュニティカフェ「やまびこカフェ」と、同地区の休耕地を活用した農業事業をスタートした。
 衰退している地域を盛り上げることや、ほかの地域の人に移住してきてもらうきっかけづくりが目的。  平木の人口は、約100名。平均年齢は約64歳で限りなく限界集落

に近い。また、ここ2、3年、高齢化などで休耕する田・畑が増えて、「防犯上も良くないし、誰かが利用しようよ」という声が住民から上がっていた。
 そこでサルシカは、新たに上出達也さん(58)と中谷兼敏さん(55)を雇用。2人が9月から、地域住民に農業の基礎を教わりながら、集落内で休耕畑を活かして大根などの野菜を栽培したり、荒れた茶畑の再生に取り組んでいる。今後、休耕田で稲作を行うほか、市内外の研修で、パクチーなど比較的獣害に遭いにくい野菜の栽培方法も学ぶ。
 またコミュニティカフェは、サルシカが地元自治会に声をかけ、住民が「平木区活性化協議会(仮称)」を発足して始まったもの。カフェの運営は同協議会が行い、サルシカがサポートする。営業は月1回で、初回の10月5日には台風18号が接近していたにも関わらず大勢の人が来場。集落の住民らが温かく迎え、窯焼きのパンなどのモーニングが大好評だった。
 来年4月からは、秘密基地で一般向けのカフェも開く。この一般向けカフェでは、サルシカや地域住民が栽培した野菜も販売する。作った野菜を少しでもお金に換えることで、地域住民の生きがいづくりも目指すという。
 さらにサルシカは今後、休耕地の一部を希望者に貸したり、栽培ボランティアを募集する予定。
 奥田さんは「来年8月末まで県から助成を受けて事業を行うが、それ以降は助成金に頼らず続けていけるよう、茶畑などを利用して資金を生み出す仕組みづくりをしていきたい。 一般向けのカフェが、移住を考えている人が地域になじむきっかけになれば」と抱負を話した。

秋晴れの下での餅つきの様子

秋晴れの下での餅つきの様子

 津市殿村にある介護老人保健施設「トマト」と隣接するサービス付き高齢者向け住宅「さくら」は19日、恒例の『トマト・さくら祭り』を開いた。同施設の入所者家族や地域住民ら約1500人が秋の半日を楽しんだ。
 両施設を運営している社会福祉法人「こしば福祉会」=小柴眞治・理事長=が、「地域にひらかれた施設」をスローガンに地域貢献事業として5年前から行っているもので、職員と地元有志約50人が、てこね寿司やそば、パエリアを無料で1050食分振る舞ったほか、やきそば、わたがし、金魚すくいなどが各100円の格安料金で販売。さらに5臼分の餅つきも行われるなど、賑やかなお祭りムードの中、来場者らと交流を深めていた。
 小川益司施設長は「このイベントを通じて施設のことを良く知ってもらい、より一層、地域との絆とつながりを深めていきたい。今後も続けていく」と話していた。

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