検索キーワード
これは本気で英語を得意科目にしたいと思っている生徒、現在の成績をもっと上げたいと思っている生徒、学校の授業についていけず、でも塾に行かず、何とか自分の力で英語力をつけたいと願っている生徒、英語の勉強の仕方がわからない生徒のために、助言するためのものです。
◆用意するもの
「単語ノート」、「単語カード」、「英習字ノート、ペンマンシップ ノート」、それぞれの教科書に準拠した「教科書ガイド」、練習問題集「教科書ワーク」及び「教科書トレーニング」、「リーディング、リスニング用CD」、参考書として「ニューコース中学英語」。これらは近くの本屋さんで購入できます。全部買い揃えても塾の月謝の一カ月分より安く付きます。
◆予習の大切さ
次にすることは予習です。例えば、現在あなたが学校で使っている教科書が「Total English」だとしますと、あたらしい「課」、lesson, に入るとき右のページに、その「課」で新しく習う単語、new words, というのがありますよね。それらの英単語を「単語ノート」に書き写します。
次に教科書の最後のページのほうに「ミニ辞典コーナー」があります。ここから「単語ノート」に書き写した単語の発音記号と日本語の意味を調べて「単語ノート」に書き写します。
次に、「英習字ノート」に教科書の英語の本文全文を書き写します。次にCDをセットして、それを聞き、教科書を見ながら、少なくても三回音読、声を出して英文を読みます。
普通三回音読しますと、四回目はすらすら一人で読めるようになります。音読で注意することは、CDから流れてくる模範の英語の発音、アクセント、抑揚を真似るようにすることです。そうすることで、発音がうまくなると同時にリスニングの力が付きます。
次に「教科書ガイド」をよく読み、そのページで習う要点を理解してから「英習字ノート」に書き写した英文の下に日本語訳をつけます。判らないところは空けておきます。学校の授業での解説をよく聞き、その「空白」をうめます。
それと同時にあなたの日本語訳が間違っていたら、正しい訳に訂正します。授業中に先生の言っている事が理解できなかったら、手をあげ質問します。
授業中にそれができない時は、職員室に行って先生に不理解点を教えてもらいます。教師はその日に習う重要なことは「ここはしっかりと押さえる」とあなたたち生徒に注意を促します。そこを聞き逃さないようにしましょう。「ニューコース中学英語」はあなたが使っている教科書には準拠していませんが、学校で習う英語の理解を更に深めてくれます。活用例文が多く、動詞や名詞の語彙(ごい)数を増やしてくれます。更に英語そのものの知識が増えます。この参考書を併用することで「英検」の受験対策にもなります。
◆「教科書ワーク」「教科書トレーニング」の効果的な使い方
「教科書ガイド」にも教科書で習うポイントとか重要事項は書かれています。またこれら二冊の「練習問題集」にもそれらは書かれています。それをよく読んで練習問題を解きます。この時に注意することは、絶対に練習問題集に直接答えを記入しないことです。あらかじめ「ワラ半紙」を用意しておき、そこに答えを書きます。一通り出来上がったところで答え合わせをします。模範解答は「問題集」の巻末にあります。不正解がひとつでもあったら、もう一度、全問解きなおします。全問正解になるまで何度でも解きます。これがあなたの英語の実力をつける上で、とても重要です。「教科書ワーク」が完成したら、「教科書トレーニング」も同じように解きます。これら一連の予習は学校で習っているところより、一レッスン早く済ませておきましょう。そうすることで、学校の授業に気持ちの上で余裕をもって臨めます。学校の授業はあなたがしておいた予習を「復習」するためと考えましょう。
学校での授業はしっかり受けましょう。これは「基本中の基本」です。おろそかにしてはいけません。先生が板書された要点は自分のノートにも書き写し、家庭でその要点をもう一度見直しをして、きちんと理解しているか確認するようにし、自分独自のノートを作り上げるように工夫しましょう。これは「宝物」になります。
◆発音の基礎
多くの中学生諸君は、小学校で既に英語を学んでいることと思います。その中で「通じる英会話」にするための基礎はアルファベットのa~zと数字の0~20の発音にあります。基本の基本はこれらが正確にできる事です。
例えば、「私には女の子の友達がいます」は英語では、 I have a girlfriend.となりますね。このままカタカナ式で発音すると、英米人にはまず通じません。
通じたとしたら、その英米人の方は日本人が話す英語をよく知っている、在日年数の長い人だと思います。a~zと0~20まで正しく発音できれば、さきほどの I have a girlfriend.はきちんと発音できます。CDを聴いても発音のコツはわかりませんが、学校のALTや英語の先生の授業の説明に耳を傾けて、コツを身につけるようにし、正しい発音ができるまで練習しましょう。「やればできます」。
また、NHKラジオ番組の「基礎英語1,2,3」は正しい発音の仕方を詳しく日本人講師が教えてくれますので、英会話やもっと英語を勉強したい方には特にお奨めします。また講師はアメリカ人、イギリス人の先生方で様々な英語が聞けて大変参考になり、英語の総合力がつきます。
◆「単語カード」の作り方と利用の仕方
予習としてこのカードを作ります。表に英単語、裏に日本語の意味を書きます。そして英単語を見て、裏に書いた日本語の意味を言います。それができるようになったら、今度は裏の日本語を見て表に書いてある英単語のスペリングを口で間違えなく正しく言えるようにします。できるようになるまで何度でも取り組みます。米国やイギリスの学校では、「スペリング ビー」というスペリングのコンテストがあります。
◆中間、期末テストの対策の仕方
これらのテストは一年間の予定日が発表されています。それでテストの勉強はテスト日の2週間前から始めます。「練習問題集」の解きなおし。単語の意味とスペリングを覚える。教師からあなたたちに授業で配られていたプリント類をよく読みなおす。授業での小テストあるいは確認テストをもう一度解きなおす。テスト範囲の教科書の英文を全て日本語にする。それができたら、その日本語を全て英文にもどす。コンマ、ピリオド、クエスチョン マーク、感嘆符、アポストロフィーも忘れずにつけます。英語のテストの点数は「クラスで一番」「学年で一番」を目標とします。
◆夏休みの過ごし方
「夏休みの宿題は8月15日までに済ませておきます。それ以後の2週間は2学期の予習にあてます。英検も受けてみましょう。3年生で三級合格を目指して下さい。またALTや英語の先生にお願いして、アメリカやイギリスの人を紹介してもらい、文通やメール交換してみてはどうでしょう。英語を通してあなたの世界は広がりますよ。
最後に、読んでおくといい本を紹介します。「古代への情熱」ハインリッヒ・シュリーマン著、「欧米人が沈黙するとき」直塚玲子著。あなたにとって英語が得意科目になるように陰ながら応援いたします。
(英語、英会話講師。イギリスに留学。在英二年)
2014年11月6日 AM 4:55
<< 三重の情報満載 10年ぶりに「三重県民手帳」発売 健康だいすき No.1293 「エボラ出血熱は大丈夫か?」 >>