

検索キーワード




11月25日、津市栄町の四天王寺で禅茶会が開かれた。曹洞宗の中本山である同寺は聖徳太子の開創と伝わる古刹。東堂(前住職)の倉島昌行さんの呼びかけで長年にわたり開いてきたこの茶会では、茶道と共に禅の教えを学んでもらうのが目的。檀家の女性会を中心に一般の人も参加し、毎月最終火曜日に開かれている。
正客は参加者最年長の尾上さだ子さん(92)が務めており、指導は裏千家の牧野京市さんが行っている。
参加者たちは本堂の脇にある茶室から境内を臨む形で、真っ赤に色づいた美しい紅葉を愛でながら、抹茶を楽しんでいた。
この日、茶室には津市出身で昭和を代表する曹洞宗の僧侶・沢木興道の掛け軸が掛けられ、茶器も価値のあるものなど、同寺ならではの趣向で、素晴らしい品々を鑑賞しながら茶の湯と共に禅の教えも学んだ。
参加者は「お茶の文化に触れることで精神的に豊かになり、日常生活も良くなる」と話していた。
ただいま参加者募集中。参加費は、食事付き2000円(食事なしの場合は1000円)。実施は毎月最終火曜日の11時頃より。
問い合わせは、倉島さん☎090・4853・5588へ 。
2014年12月4日 AM 4:55