3日、津商工会議所女性会(橋本陽子会長、会員101名)は津市社会福祉協議会に10万円を寄付した。
 女性経営者の団体である同会は11月3日にフェニックス通り周辺で開催された第47回高虎楽座の会場で乳がんの触診モデルを設置し、早期発見や早期治療のため、マンモグラフィー検診の啓蒙活動を実施するなど地域の社会福祉の増進にも務めている。今回の寄付もその一環で、同会場で同時に行った食品販売とチャリティーバザーで得た収益金を贈ったもの。

 11月30日、サンデルタ香良洲多目的ホールで大正琴アンサンブル『トレモロファンタジー』=小林智子代表=の定期演奏会があった。同団体が年に一度、日頃の練習の成果を発表する場として開いているもの。津市・松阪市・鈴鹿市の大正琴教室で学ぶ生徒約60名が出演した。
 左手で音階の刻印された鍵盤を抑えながら、右手に持ったピックで弦を弾く大正琴。他の弦楽器と比べると、初心者でも正確な音が出しやすいのが特徴で、多くの人たちに親しまれている。
 演奏会ではホールいっぱいの観客を前にした出演者たちが、繊細で美しい音色と、息のぴったり合ったハーモニーを披露。優しく心地良い調べに乗せ、ヒット曲や懐かしの名曲などを演奏すると盛大な拍手が送られていた。
 生徒たちを指導している講師たちも卓越した演奏を披露。また、今年は津市出身の和太鼓奏者・服部博之さんもゲスト出演するなど多彩な催しで最後まで会場は盛り上がっていた。

昔ながらの杵と臼を使った餅つきに挑戦する園児

昔ながらの杵と臼を使った餅つきに挑戦する園児

 5日、のべの幼稚園=山中理園長、津市久居ニノ町=の園庭で、毎年恒例のお餅つき大会が開かれ、全園児293名が参加した。
 園児に、日本の伝統行事・文化を学んでもらうと共に、食育として、餅米から餅ができる過程を見たり、つきたての餅の食感や味を楽しんでもらうのが目的。
 まず、山中園長が園児達に蒸した餅米を見せると、園児は興味津々の様子で見つめていた。続いてPTAの父親達が3組の杵と臼で餅つきをし、園児達は「頑張って!」などと声援を送りながら見学した。
 次に年長児が餅つきに挑戦。初めて持つ杵の扱いに戸惑いながらも、周りの園児達からの「よいしょ!」というかけ声に励まされ、楽しみながら餅をついた。つき終わると「杵が重たかった。上手につけた」と満足そうに話した。
 その後、つき上がった餅にPTAの母親らが、あんこ・きなこ・砂糖醤油をつけて、園児達が美味しく味わった。

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