2014年12月

タワーや飾りつけで“和のクリスマス”を演出

タワーや飾りつけで“和のクリスマス”を演出

 津市美杉町八知の美杉リゾートは12月14日(日)・1月17日(土)・2月21日(土)、美杉の地域資源を観光と結びつける事業「いなかツーリズム」の一環として、同町内で『星空浴ツアー』を催す。
 マイクロバスなどで移動するナイトツアーで、美しい星空を観たり、同リゾートで、鹿肉や地物野菜などを使った「神去村御膳」や、温泉入浴が楽しめる。
 ◆集合場所=同リゾートのホテルANNEXロビー
 ◆スケジュールは……
 ▼18時~=同ANNEXで食事。食事の前後に自由に温泉入浴できる▼20時15分~=ナイトツアー▼21時15分=終了・解散
 ◆費用・参加費=税込3500円(全年齢。ナイトツアー、温泉入浴、食事、ワンドリンクを含む)
 ◆申し込みは、同リゾート予約センターへ☎津272・1155、またはフェイスブックページでこのイベントの参加ボタンを押す。
 ※雨天の場合、当日12時に催行の有無を決定する。その場合、食事と温泉のみを3000円で利用することも可能。
 また美杉リゾートは同ANNEXロビーで12月20日(土)20時半~30分間、クリスマスミニコンサートを開催する。無料開放。
 地元のアーティストが歌とピアノ演奏を披露する。 会場では、美杉リゾートだけの〝和のクリスマス〟の演出も見所。大きな和紙を貼った3本のタワーが立ち、着物の帯や、着物の布で作った靴下などが飾られている。

冬の花や野菜などを描いた絵てがみ

冬の花や野菜などを描いた絵てがみ

 津市南中央の津橋南郵便局=村田勝弘局長=で、29日まで、『橋南スポーツクラブ』の会員26名による冬の絵てがみ計33点が展示されている。
 同クラブは今年、発足10年目。40代~80代の会員達が毎月2回、橋南市民センターで、季節の花や野菜などを題材にして制作活動に励んでいる。
 この絵てがみ展は発足当初から毎年行っているもので、今回で10回目。会員にとって、日頃の成果を発表し、観た人から感想を聞いたりして、制作のやりがいを実感する良い機会になっている。
 今回の出品作品は、来年の干支である羊の置物や、冬の花、野菜などを描いたもの。
 同クラブ講師の清水暄子さんは「みんな同じ絵ではなく、それぞれ個性があります。楽しいので、発足してから欠席なしで指導してきました」、また同じく講師の井上壽子さんは「みなさん、得手・不得手があるので、自分の得意な題材を選んで描いてもらっています」と話している。

tage 津市美杉町多気の10代~80代の住民35人で成る「多気の郷元気づくり協議会」=海住富士子会長=が、歴史や文化など様々な面から見た多気地域の魅力を紹介するハンドブック『T─age(ティー・エイジ)』を制作し、先月16日に1000部発行した。
 多気は、伊勢国司・北畠氏の拠点や伊勢本街道の要所として栄えた歴史と、豊かな自然に恵まれた地域。
 しかし現在、人口730人で70歳以上が60%と少子高齢化が進んでいる。またかつて盛んだった林業は従事者が激減。さらに獣害も深刻な問題となっている。 同協議会は5年前に発足し、これらの問題を抱える地域を元気にしようと様々な事業を実施してきた。
 その一つが、地域内に自生する苔や様々な植物で作る「こけ玉」の県内外のイベントでの販売や、作り方を指導する教室の開催で好評を得ている。
 「T─age」は、他地域の人に多気について知ってもらうと共に、地元住民に多気の歴史などを再認識してもらうことや、協議会の活動を形にして残すことを目的に制作したもの。
 北畠氏や伊勢本街道、レジャースポット、地元住民の座談会、昨夏行われた映画「ウッジョブ!」の撮影など、幅広い分野の情報が多気の良さを熟知する会員ならではの目線で編集されており、読み応え十分だ。
会員の辻村征信さん(70)は「多気を離れて30年、40年、50年生活している人にも、何とかハンドブックを届けたい」と話した。
 A4判、77頁。税込500円。道の駅美杉、美杉ふるさと資料館等で販売されている。

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