2014年12月

昔ながらの杵と臼を使った餅つきに挑戦する園児

昔ながらの杵と臼を使った餅つきに挑戦する園児

 5日、のべの幼稚園=山中理園長、津市久居ニノ町=の園庭で、毎年恒例のお餅つき大会が開かれ、全園児293名が参加した。
 園児に、日本の伝統行事・文化を学んでもらうと共に、食育として、餅米から餅ができる過程を見たり、つきたての餅の食感や味を楽しんでもらうのが目的。
 まず、山中園長が園児達に蒸した餅米を見せると、園児は興味津々の様子で見つめていた。続いてPTAの父親達が3組の杵と臼で餅つきをし、園児達は「頑張って!」などと声援を送りながら見学した。
 次に年長児が餅つきに挑戦。初めて持つ杵の扱いに戸惑いながらも、周りの園児達からの「よいしょ!」というかけ声に励まされ、楽しみながら餅をついた。つき終わると「杵が重たかった。上手につけた」と満足そうに話した。
 その後、つき上がった餅にPTAの母親らが、あんこ・きなこ・砂糖醤油をつけて、園児達が美味しく味わった。

 久しぶりに名古屋に出かけたので、帰りにデパートに寄ってきた。夕方のデパートは明るい光に満ち、人々を引き寄せる。私もいそいそと地下の食品売り場を目指した。
 空腹時の買い物は危うい。とりどりのスイーツやきつね色の揚げ物に引き寄せられ、色鮮やかな肉やサラダの前で足が止まる。どれもおいしそうで買いたくなるが、主婦は目先の欲にとらわれてはいけないのである。家族の好きなものを、夕食のおかずになるものを、栄養のバランスを考えて。見回せば、同じように総菜を買い求める人たちがたくさんいた。きれいでおいしいデパ地下グルメなら少々値段が高くても買っていく。
 本来、食材はそのままでは食べられない。加工したり、調理したりする必要がある。近年そこを家庭の外に任せる傾向が出てきた。
 たとえば、お茶。お茶を入れることぐらい誰でもできるのに、ペットボトル入りを常備する人が少なくない。
 豆腐を加えてマーボー豆腐とか、卵を加えて具入りオムレツとか、レトルトと調味料の中間のような製品も増えた。手作り感を残しつつ簡単調理がミソ。この手作り感が重要である。
 食卓に出来上がりの総菜を乗せるのは、いかにも手抜きで後ろめたい。デパートの総菜はグルメと銘打つことでその辺りの後ろめたさを上手に薄めている。    (舞)

 ▼俳画楽会=~26、百五銀行本店
 ▼森公美個展=~14、三重画廊
 ▼優の会「懐メロ・歌つづり」=14、津リージョンプラザお城ホール
 ▼マジック発表会=14、河芸公民館
 ▼万華鏡をつくろう=13~14、MAPみえこどもの城
 ▼第30回三重音楽祭×新日本フィル「第九」=14、県総文大ホール
 ▼第4回松阪の第九=14、クラギ文化ホール
 ▼青少年育成の集い講演会=11、農業屋コミュニティ文化センター

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