2014年12月

講演する山田邦子さん

講演する山田邦子さん

 11月26日、津市センターパレスホールで、(一社)三重県自動車会議所の創立50周年記念講演会が開催され、タレントの山田邦子さんが「大丈夫だよ、がんばろう!」と題し語った。
 山田さんは1960年、東京生まれ。81年にドラマ「野々村病院物語」でデビュー。数々のバラエティ番組に出演して人気を得た。現在はNHKラジオ「日曜バラエティ」の総合司会を務めている。
 一方、07年に乳がんに罹患、2回の手術でがんをすべて摘出。この乳がん罹患をきっかけに、がんに関わる啓蒙活動に積極的に参加するようになった。
 講演ではまず、がん検診の受診を呼びかけた。続いて乳がんの経験を明るく前向きな視点でユーモアを交えて話し、最後に次のように語った。
 「事務所は、がんを公表すると元気になってもいつまでも病気、病気と言われるから、公表しないと言ったんですが、私は、しゃべる商売だから、また私のような者でも、しゃべったことで皆が元気になってくれるなら良いと思い公表しました。公表したお陰で急ピッチで元気になりました。皆さんから励ましてもらったり、街などで声をかけて頂きました。
 がんはすごく面倒くさい病気です。他の病気と違い今日で完治という日がなかなか来ません。咳が出た、喉が痛い、熱が出たと言えば、またがんなのかな、再発・転移したのかなという恐怖が何年も続くんです。こんな明るい私でも泣いたこともありました。
 だけど、途中から元気になってきた。仲間も増えたし、そうだ、泣いても良いんだ、泣くのも笑うのも一緒、生きているからだ。今日何か泣いちゃうようなことがあっても、泣いて良いんじゃないかな、明日笑えれば良いと思えるようになりました。皆さんのお陰。今日何か悩まれている人、私も一緒です。大丈夫、がんばろう!」。

 元プロ歌手で、作詞・作曲家(全日本音楽著作家協会会員)として活動する十和田実さんが主宰する津市大園町、大園歌謡教室の開設26 周年記念『チャリティ我が心の歌パレード』が7
日(日)9時半〜夕方まで津リージョンプラザお城ホールで開催される。入場無料。終演後、500名に粗品を進呈する。後援=全日本音楽著作家協会、エスパプロダクション、本紙。
 同教室はカラオケ指導、プロ歌手養成とともに津市国際交流協会会員として中国鎮江市との文化交流や、福祉施設への音楽慰問、新たに始めた音楽レクレーションなどの福祉ボランティア活動も続け、ボラ活動は通算で1130回を超える。 
 『我が心の歌パレード』でも、毎回、社会福祉機関に浄財を贈り続けている。
 今年のステージも教室で歌を学ぶ新人さんからベテランまで多数が晴れの舞台でスポットライトを浴びるほか、協力団体の実舞流・実舞の会社中(実舞怜姫家元)、津民踊同好会(丸田吉江会主)、坂東流(坂東三生祥さん)、宝来栄伊勢会(金谷興喜さん)が彩りを添え、プロ歌手の並木わたるさん(徳間ジャパン)、中村みゆきさん(TMミュージック)が友情出演し、それぞれ、十和田作品の「居酒屋情話」と「黒潮おんな船」を披露。
 トリは十和田主宰が「花と竜」「旅がらす」「無法松の一生」を歌う。
 問い合わせは、大園歌謡教室☎059・228・2478。

恒例の船上結婚式パレード

恒例の船上結婚式パレード

 11月23日、例年肌寒い日が多い津市新町通りの歩行者天国「新町フェスタ」が今年は主催の新町通り商店街振興組合(森勝理事長)の設立50周年を祝うかのように異例の温かい快晴に恵まれ、例年にも増して大勢の市民らが押し寄せ、終日大賑わいだった。
 午前のメーンイベントは和船山車安濃津丸を使っての船上結婚式。河北綱木さん(35)加奈子さん(32)が今年のカップル。50周年を祝い岡本直之津商工会議所会頭が歴代会頭として初めて船上に立ってパレードに参加し、若い新郎新婦と同商店街を祝福した。
 午後は、これまた名物の「新町よさこい」。汗ばむほどの陽気に次々と繰り出す各チームが、若さと熱気あふれる元気いっぱいの演舞を披露。よさこいパワーを爆発させていた。

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