2014年12月

 急に何かが起こったとき、頼りになるのはご近所だ。ずっとそう思って暮らしてきた。
 子どもが急病になった時、ぐったりした子を抱いて、お向かいに駆け込んだことがある。そして、そのまま病院まで同行してもらった。ご近所のもろもろを手伝ったこともある。台風のあとの片づけや、葬儀の手伝い。
 ところが、そのご近所との付き合いが減ってきている。それぞれ暮らしに忙しく、付き合いが希薄になってきていることもあるが、ご近所の人そのものが減ってきている。
 少子高齢化はわが町にも押し寄せているのだ。子どもが減って、お年寄りが増えて、そしてそのお年寄りが亡くなったり、施設へ入所されたりして数を減らしている。
 家が並んでいても、空き家が増えた。五軒向こうに、誰がどのように暮らしているかをお互いが知らない。
 大きな災害に襲われたらと考える。この間の長野の地震のように、ご近所助け合って迅速な救助ができるだろうか。ご近所の人と会いたい。付き合いを活発化するには、とにかく会うことだ。車で出かけるばかりでなく、立ち話をしよう。
 誰もが自然に出会えるような、ゆるやかな地域活動に参加したい。祭りだろうか、バザーだろうか、産直市だろうか、清掃活動だろうか。会員にならなくても気軽に参加できるような地域活動を求めている。  (舞)

八木田さん(左)、堀江さんと展示

八木田さん(左)、堀江さんと展示

 津市一身田町の百五銀行一身田支店で今月1日~29日(月)、何れも市内在住の絵筆愛好家・堀江晋作さん、写真愛好家・八木田正嗣さんが2人展を開いている。
 2人は小・中学校の同級生で共に73歳。同展は二人三脚で初実施したもので、堀江さんが絵手紙や、水彩画調の津八景を出品し、八木田さんは、御在所で撮影した、樹氷や雪の風景写真などを展示。どれも味わい深い力作で、来店客の目を楽しませている。

 ◆久居のお殿様と芭蕉さん句碑序幕 12月22日(月)9時半~、久居駅東口の緑の風公園で。神事9時半~10時、除幕式10時~10時半。NPO俳句みえによる献句や、記念俳句会(アスト津3階交流室にて13時~14時)も行われる。NPO俳句みえ☎059・255・2651。

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