宮田房枝さんと滝澤理香さんも未年で今年の年女。 ともに35歳、セントヨゼフ女子学園=津市半田=の中学・高校の同級生で、当時、2人とも聖歌隊の部活動に励んでいた。卒業後も現在まで、忘年会などを通じ交流してきたそう。
 宮田さんは、母親と同じ税理士。上智大学経済学部に入学し、平成13年税理士試験に合格した。同14年に同大を卒業し大原簿記学校税理士講座講師などを経て、同23年に税理士法人タクトコンサルティングに入社。現在、東京をはじめ全国各地で、相続税などの相談に対応したりセミナーの講師を務めている。
 家庭のトラブルを未然に防ぎ、感謝されることがやりがいだとか。昨年には、著書『図解 相続税対策で信託・一般社団法人を使いこなす』を発行し好評を博している。
 一方、滝澤さんは三重大学教育学部を卒業後、ZTVのアナウンサーや、母校の非常勤講師を務めた。
 いずれの仕事も、対談相手や、一緒に番組を作るスタッフ、生徒など、多くの人との関わりを楽しみながら取り組んでいたそう。
 現在は一人娘の育児に励んでいる。また中学・高校で音楽を指導するなかで、三重県ではまだ盛んでない音感教育を広めたいと思うようになり、子供向けの音感教室を開くため勉強している。
 新年に向け、宮田さんは「日本の家族が仲良くなれるよう、相続をきっかけにギクシャクするのを一件でもなくしたいです」、また滝澤さんは「元上司や家族からアドバイスをもらうことが多いので、素直に受け止め、今は一歩一歩確実に進みたいです」と抱負を語っている。