31日10時~17時、津市一身田町の高田会館ホールで、浄土真宗各派の若手僧侶たちによるリレー法話会「第六回・若手有志による布教大会」が開催される。入場無料。事前申込不要。
 この大会は「浄土真宗本願寺派と真宗大谷派の若手僧侶によるフェイスブック上でのやり取りをきっかけに、若手有志が12年に実行委員会を発足。現在は13都道府県の19名が、大会の企画運営に携わっている。
 今回は三重県内の僧侶を含む9名が全国より出講。過去5回は京都市にある真宗の四つの本山(本願寺派、大谷派、佛光寺派、興正派)と福井県にある真宗出雲路派本山毫摂寺で開かれており、京都以外での開催は今回で2回目。若手を中心とした延べ60名以上が出講し、聴講者も延べ1500人以上に及ぶ。
 法話の内容は、教義を講話のように説く従来型の法話だけでなく、抑揚のある節をつけて話す節談説教や音楽ライブや人形劇を取り入れた法話など、若手らしい多様なスタイルで行う。大会の模様は、インターネット中継でライブ配信も行っている。
 仏教の教えには、現代社会を生きる人々にとってのヒントが沢山散りばめられているという。時間内なら会場への出入りも自由なので、誰でも気軽に参加できるのもこの大会の魅力。真宗各派の僧侶たちの話を一度に聴けるため、これからの宗教や仏教の有り方を考える上でも貴重なひと時となりそうだ。
 問い合わせは、津市久居野村町の真宗高田派・浄徳寺の副住職・佐藤弘道さん☎090・9176・1845へ。