津観音本堂で仏式結婚式を挙げる新郎新婦

津観音本堂で仏式結婚式を挙げる新郎新婦

 津観音とだいたて商店街で3日まで開かれた「津・大門のおひなさん」(主催=津観音・だいたて街の会。後援=津市、三重県、津商工会議所)のメインイベントとして、新郎・長尾治紀さん(31)と新婦・佳那さん(31)が1日、束帯と十二単、おすべからしの古式ゆかしいお雛様姿で結婚式を挙げた。協力=すぎしん衣裳店、着付け=長谷川見知子さん。
 白銀屋を出発した二人と親族、僧侶らは沿道に集まった多くの人々の祝福を受けながら真っ赤な毛氈の敷かれた商店街をゆっくりと観音さんまで行進。その後、本堂内で津観音大宝院第27代住職の岩鶴密雄住職が司婚者となり、仏式結婚式を執行。読経の流れる厳かな雰囲気の中、念珠を交換した後、誓約書を読み上げて夫婦の契りを交わした。
 商店街では、平治煎餅本店による祝い菓子が振る舞われるなど、多くの人々が二人の新たな門出を祝った。