2015年3月

桜やクヌギ・紅葉の木合わせて約100本を植えた植樹祭の参加者たち

桜やクヌギ・紅葉の木合わせて約100本を植えた植樹祭の参加者たち

 津市美杉町奥津の山林で2月22日、地元のミニ道の駅「かわせみ庵」=中田かほる代表=が、オープン6周年を記念し、第3回目の『植樹祭』を開いた。
 名松線は一部区間で運行休止しており、来春再開される見込み。この植樹祭は、再開に向けて乗客に楽しんでもらえる景観をつくろうと、一昨年から行われているもの。
 今回は名松線を元気にする会、学生団体MORE、ボランティアなど99名が参加。スコップととぐわを使って土を掘り、桜の木50本・クヌギ30本・紅葉15本を植え、獣害防止用のネットを施した。
 会場には霧が立ち込め視界が悪かったが参加者達はめげずに丁寧に作業し、昼食としてふるまわれたカレーなどに舌鼓を打った。
 中田さんは、「名松線に乗って来て伊勢本街道を散策してもらうときにも楽しんでもらえればと、主に桜を植えました」と話した。

講演する河内さん

講演する河内さん

 2月19日、津商工会館1階丸之内ホールで津商工会議所女性会研修委員会の若手後継者等育成事業「和をもってうんと働き、運とはたらこう!」が開かれた。
 経営者の高齢化が深刻化する中、事業承継は大きな課題となっている。その過程で必要となる経営者と後継者の意思疎通などについて学んでもらおうと開いたもの。講師は、マロニー㈱代表取締役社長の河内幸枝さん。
 聴講者42名を前に河内さんはまず、今や知らない人がいないほど有名となったでんぷん麺「マロニー」は、もやし生産業で成功した河内さんの父である先代社長が「煮込んでも溶けない春雨をつくりたい」という思いから試行錯誤の末に開発したことなど企業の生い立ちを説明。マロニーは1964年の発売当初は消費者にどういう商品かが伝わらず、売れ行きが悪かったが地道な努力で徐々に売れ始め、看板商品にまで成長していった流れを解説した。
 その後、テーマである事業承継について語った河内さん。78年に会社に入った河内さんの夫は誰からも次期社長と目されていたが、父との折り合いが合わず83年に退社。そこで後継者として父から指名されたのが、当時40歳で専業主婦の河内さんだった。
 取締役総務部長として会社には入ったが社会人としての経験は皆無。それにも関わらず「父は最初からはっきりと次期社長と明言してくれた」と事業承継における現社長の意志表示の重要性を指摘した。
 やがて専務を経て91年に社長に就任するが、会長となった父との確執に悩むようになる。「毎日のように呼び出され、なっていないと言われる。一つひとつ説明をすると、その時は分かってくれるが、また次の日は同じことの繰り返し」と当時のもどかしさを語った。
 それが終わったのは00年。会社の創立50周年記念誌の社史に父の努力と足跡がしっかりと記載されているのを読んで以降、全く口を挟まれなくなった。これについて河内さんは「何も分かっていないと思っていた娘が自分のことを理解してくれていたということが伝わったのだと思う。私も社長になってから父よりも業員やお得意様のことばかりを考えていた。譲られた者の気負いで譲った者の寂しさを考えなかった」と反省し事業承継における相互理解の大切さを訴えた。
 会社を引き継いだ河内さんは、女優・中村玉緒さんを起用したテレビCMによるブランド構築や社内のIT改革などに取り組み、生産ラインの増設はほとんどしていないにも関わらず、25年かけて売上を約14億円から約28億円にまで伸ばした道程も振り返っていた。

アルバム「Reason」とソウルミュージックフェスティバルをPRするLadyMさん(右)とJimmy Fingersさん夫婦

アルバム「Reason」とソウルミュージックフェスティバルをPRするLadyMさん(右)とJimmy Fingersさん夫婦

 松阪市大阿坂町出身のLadyM(本名=トールズ真澄)さんは、夫でアメリカ人のJimmy Fingers(本名=トールズ・セカンド・ジェームズ・エドワード)さんと共に、ボーカルとキーボディストとして国内外で音楽活動を行っている。
 このたび2人のアルバム『Reason』を日本で限定1000枚発売したほか、4月5日に松阪市市場庄町のマクサで、第3回目の『ソウルミュージックフェスティバル』を開く。
 LadyMさんは、歌手活動やアーティスト育成など歌に関する仕事の豊富な経験を持つ。またJimmyさんも、女性ボーカルグループ「ザ・スリー・ディグリーズ」のバックで演奏するなど活躍してきた。
 それぞれ母国に住んでいた2人は、2010年、Jimmyさんが演奏のため来日していたとき名古屋市のレストランバーで出会い、すぐに意気投合して半年後に結婚。2年前からアメリカに在住している。
 LadyMさんは、ミュージシャンとしてのJimmyさんについて「音に対してのこだわりが、半端ではない。Jimmyはルーズではなく、日本人のように5分前行動をしますが、音楽にもそれが表れていて居心地が良いんです」と話す。
 このようにミュージシャンとしても相性抜群の2人は、2011年から音楽活動を共に行い、R&Bやソウル、ポップスといった幅広いジャンルのオリジナルやカバー曲を手掛ける。
 同アルバムにはオリジナルの全11曲を収録。LadyMさんの伸びやかな歌声や、Jimmyさんのキーボードなど聴き心地の良いインストゥルメンタルが楽しめる。
 そして同フェスティバルは2011年、LadyMさんが、ずっと応援してくれる地元の人にも自身の歌声を聞いてほしいと、第1回目を催したもの。この第1回は企画中に発生した東日本大震災の影響で一時は開催が危ぶまれたが、当日は、大勢の年配の観客が、本場のディスコサウンドに出演者も驚くほど盛り上がり大成功。収益金から義援金を寄付した。
 LadyMさんは「フェスティバルは今後も継続して、将来的には三重県文化会館で、年配の人が来やすいよう昼間など早い時間に開いて、三重県を盛り上げたい」と話している。
 同アルバムは税込2900円。購入申し込みはトールズ・エンタープライゼズにメールtowles-enterprises@hotmail.comまたはLadyMさんへ☎090・2267・3056。
 また同フェスティバルは4月5日(日)17時開場、17時半開始。ステージは①17時半~18時15分②18時45分~19時半。LadyMさん夫婦のほか、米国人ミュージシャン4名が出演する。チケットは前売り3500円、当日4000円(何れもドリンク別途)。
 チケットに関する問い合わせはLadyMさんへ☎またはマクサ☎0598・56・4825へ。

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