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鈴鹿市出身の大井慎也さん(36)が、6月19日~28日にセルビア共和国で開催されるフリーダイビングプール世界選手権に日本代表として初出場する。
フリーダイビングは、水中で、呼吸のための装置を使わずに一呼吸での閉息時間・潜水距離・潜る深度を競うスポーツ。
大井さんは、学生時代はダイビングに縁がなかったが、大人になり沖縄でスキューバダイビングを体験しその面白さに魅了されたのを機に24歳頃から、沖縄でダイビングインストラクターとして働いた。30歳を過ぎて帰郷し、デザイン会社勤務を経て、2011年、ダイビングショップ「Sirena Dive」=鈴鹿市中江島=をオープン。
その後、知人の影響でフリーダイビングを始め、まもなく初出場した13年の日本選手権で見事、総合6位になった。翌年の同大会では結果が出せなかったが、この経験をバネに練習を重ね国内大会で総合優勝など好成績を収め、過去2年間の大会での記録により世界選手権出場が決まった。
現在は同店を経営しながら、世界選手権に向け、鈴鹿市内のプールで練習中。また三重大学の研究室の被験者として、低酸素トレーニングも行う。
選手活動のやりがいは記録が伸びることや、周囲の人が応援したり喜んでくれることだという大井さん。
「世界選手権での目標は自己ベストと入賞です。今後、海でのフリーダイビングの記録も伸ばしたい。また三重の企業などスポンサーを増やしていければ。この競技でプロとしてやっていける人が出るよう、選手と地元のスポンサーというモデルケースを作りたいです」と抱負を語っている。
問い合わせは☎鈴鹿059・387・3898へ。
2015年5月28日 AM 4:55
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