2015年5月

 8月17日~23日に実施される「第28回・津市子ども会洋上教室」の参加者を募集中。主催=津市子ども会育成者連合会
 北海道に向かうために、搭乗する豪華大型フェリーでの洋上生活では、市内5、6年の小学生たちが指導者やジュニアリーダーたちと共に班活動(船内レクリエーション、 発表会、船内見学など)を行う。
 道内でも様々な場所を見学したり、研修に参加。 親元を離れ、様々な体験を通じて、新しい仲間との友情が生まれたり、チームワークや忍耐力、感謝することの大切さが学べる。 この6泊7日の体験は、楽しく、一生の思い出になるはず。参加者のからは「初めは不安だったけど、たくさん友だちができて楽しかった」、「楽しかったので、また来年も行きたい!」などの感想が多数寄せられている。
 行程を簡単に説明すると17日13時に津市芸濃総合文化センターに集合、結団式後、名古屋へ移動、乗船、19時出港。船中で2泊し、様々な活動を行い、19日11時に北海道到着。 21日まで2泊しながら、北海道開拓の村、大通公園、滝野すずらん丘陵公園、登別クマ牧場、登別マリンパークを見学。砂川少年自然の家と登別温泉に宿泊する。苫小牧港を出港し船中で2泊。発表会で班別に出し物を行ったり、お別れ会を行う。23日10時半に名古屋港入港し、同日12時津市芸濃文化センターに帰着、解散。
 参加資格は、津市内の小学5・6年生が対象。定員200名(定員になり次第締切)。 専用応募用紙に必要事項を明記し、〒514─0027 津市大門7─15 津センターパレス2階津市青少年センター内「津市子ども会育成者連合会事務局」宛てへ 140円切手を同封し郵送または持参すること。締切は6月26日17時迄。7月12日9時半~12時、芸濃総合文化センターで行われる「事前研修会」に参加者が、「保護者説明会」に保護者が、必ず参加すること。 参加費用6万5千円(旅費と記念写真3枚込)。
 申し込み用紙は津センターパレス2階の津市青少年センター、各教育事務所等で配布中。津市子ども会HP(http://zkoren.com)よりダウンロードも可能。問い合わせ☎059・225・7172へ。

大井慎也さん

大井慎也さん

 鈴鹿市出身の大井慎也さん(36)が、6月19日~28日にセルビア共和国で開催されるフリーダイビングプール世界選手権に日本代表として初出場する。
 フリーダイビングは、水中で、呼吸のための装置を使わずに一呼吸での閉息時間・潜水距離・潜る深度を競うスポーツ。
 大井さんは、学生時代はダイビングに縁がなかったが、大人になり沖縄でスキューバダイビングを体験しその面白さに魅了されたのを機に24歳頃から、沖縄でダイビングインストラクターとして働いた。30歳を過ぎて帰郷し、デザイン会社勤務を経て、2011年、ダイビングショップ「Sirena Dive」=鈴鹿市中江島=をオープン。
 その後、知人の影響でフリーダイビングを始め、まもなく初出場した13年の日本選手権で見事、総合6位になった。翌年の同大会では結果が出せなかったが、この経験をバネに練習を重ね国内大会で総合優勝など好成績を収め、過去2年間の大会での記録により世界選手権出場が決まった。
 現在は同店を経営しながら、世界選手権に向け、鈴鹿市内のプールで練習中。また三重大学の研究室の被験者として、低酸素トレーニングも行う。
 選手活動のやりがいは記録が伸びることや、周囲の人が応援したり喜んでくれることだという大井さん。
 「世界選手権での目標は自己ベストと入賞です。今後、海でのフリーダイビングの記録も伸ばしたい。また三重の企業などスポンサーを増やしていければ。この競技でプロとしてやっていける人が出るよう、選手と地元のスポンサーというモデルケースを作りたいです」と抱負を語っている。
 問い合わせは☎鈴鹿059・387・3898へ。

藤堂高虎像の前でガイドする見並さん(右)

藤堂高虎像の前でガイドする見並さん(右)

 津観光ガイドネット加盟のガイド団体『安濃津ガイド会』と、NPO法人三重ドリームクラブが母体である『殺陣演舞集団 勢州津高虎隊』が連携し、津城跡を観光する団体客を対象に、新たなスタイルのおもてなしを始めた。
 同ガイド会は、津藩祖・藤堂高虎公が修築した津城跡などの案内を行い、津の歴史や文化を県内外に広めている。一方、同隊は高虎ら3名を中心に構成。津市や三重県のPRのため、東海地方で甲冑姿で殺陣演舞を披露している。 
 今回の連携は今月16日、津観音えんにち祭の、「津城復元の会」が募金活動を行っていた会場で両団体のメンバーが出会ったことなどを機に、トントン拍子に話が進み決定したもの。
 20日、クラブツーリズム㈱主催の東京発1泊2日ツアーの団体客20名を対象に、この新たなおもてなしが初実施された。
 このツアーは今月15日・30日にも開かれ、参加者は主に60代から70代の、歴史や城好きの人合わせて約100名。伊賀上野城や松阪城なども訪れる。
 20日は、貸切バスで津城跡に到着した参加者を、同ガイド会の会員が温かく出迎えた。そして、まもなく同隊の高虎と家臣もサプライズで登場。ほら貝を吹いて歓迎し、参加者との記念写真を撮影して交流した。
 その後、本丸やその周辺で、同ガイド会の会員2名が、津城の堅固なつくりなどを丁寧に説明した。途中、高虎像の前では同隊が剣術を披露し、参加者は笑顔で拍手を送っていた。ガイド終了後は、ガイド会と同隊がバスが見えなくなるまで手を振り見送った。
 同ガイド会の見並のり子さんは「お客さんに喜んで頂けました。記念撮影したら津に行ったことが心に残ると思う」、また同隊の高虎公は「なかなか良い手応えじゃった。この活動を続けていけば良いことが待っている気がする。その良いことを目指していく」と初実施の感想を話した。
 なお、このおもてなしには、津城跡にあり高虎公を祀る高山神社も協力。同隊が身支度するための場所を必要に応じて提供する。
 津城の魅力を熟知する両団体の連携による充実のおもてなし。観光客の満足度アップに繋がりそうだ。

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