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2015年5月
17日、津市美里町穴倉の専用練習場で『美里龍神太鼓』=若林善周代表=が恒例の謝恩懇親会を開いた。
今年で結成18年を迎える同チームが、日頃の感謝を込めて年に1度、盛大に行っているもの。今年も前葉泰幸市長や地元選出の県議・市議、同チームを支える賛助会員など大勢の支援者たちが駆けつけた。
ステージでは、地元の美里輪踊り友の会や、津・高虎太鼓の水谷忍さんが率いる津打の会による迫力満点の演奏、地元出身の演歌歌手・結城さおりさんの歌謡ショーが宴を彩った。昼食にはバーベキューやビールなどが振る舞われた。
その後、小学生の部である龍童太鼓が元気あふれる演奏を披露。トリを飾った龍神太鼓は、感謝の気持ちがこもった熱い演奏を支援者の前で披露していた。
最後の挨拶で若林代表は「ここまでこられたのも皆様一人ひとりのおかげ」と感謝の意を表した。
2015年5月28日 AM 4:55
11日、台湾の台北市光復国民小学校の国楽団に所属する児童約30名とその父兄が津市殿村にある介護老人保健施設トマトを慰問。音楽でお年寄りらを喜ばせた。日本との教育文化交流活動の一環で、毎年訪れているもの。
前日に関空からバスで奈良県の春日大社や東大寺を
訪れた後、津市で一泊した一行は、11日には御在所ロープウェイ、多度大社を観光。慰問は御在所に行く前の午前中に行われた。
はじめに、同施設を運営する社会福祉法人こしば福祉会の小柴眞治理事長から丁一航(ディン・イ・ハン)校長と楽団代表の頼涵筠(ラィ・ハン・ウン)さんに、それぞれ感謝状と記念品を贈呈。同小学校からも小柴理事長に記念品が贈られた。
演奏会では、二胡や中国琵琶などの民族楽器とチェロなどの西洋楽器を組み合わせて、「大きな古時計」「崖の上のポニョ」「涙そうそう」といった日本の曲のほか、「花好月圓」「花鼓舞」など現地の曲を含め10曲を美しい音色で披露すると、お年寄りから大きな拍手が送られていた。
2015年5月28日 AM 4:55
19日、津都ホテル5階の伊勢の間で、公益社団法人・津法人会=竹林武一会長=の通常総会があり、政治評論家・加藤清隆さんが記念講演を行った。
同会は納税意識の向上や企業経営と社会の健全な発展への貢献を目的に活動。総会後に行われた講演会には会員の他、一般の聴講者計150名が参加した。
加藤さんは時事通信社でワシントン特派員や、官邸キャップ、政治部長など重要ポストを歴任。同社退職後の現在は拓殖大学客員教授を務めているほか、読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」にもレギュラー出演している。
加藤さんは演題の「世界の中の日本」に沿って、3つのテーマ別に講演。
1つ目は5月17日に行われた住民投票の結果、大阪都構想が頓挫したことによる国内の政局への影響。大阪都構想が実現していれば憲法改正に積極的な橋下徹市長自らが来年7月の参院選で出馬し、維新の党が自公政権に参加、衆参過半数を超える連立与党として改正に乗り出すシナリオを安倍総理が描いていたが、そが崩れたことを指摘。改正には、国民の最大の関心事である景気回復をした上で踏み切るしかないとの推測を加えた。
2つ目は国際情勢。加藤さんは特に中国に対して、国民の警戒心の薄さに対して警鐘を鳴らした。その理由として、中国共産党は尖閣諸島だけではなく、沖縄県の所有権を機関紙などで訴えていることを紹介。沖縄はアメリカに対抗し、太平洋に覇を唱える中国にとって地政学上、非常に重要な場所であるため、もしも米軍の普天間飛行場の移設問題が決裂し、海兵隊が撤退することになれば「あっという間に沖縄は中国に侵略されてしまう」と中国のウイグルやチベット侵攻を例に挙げながら解説した。配備反対の声も上がるオスプレイに対しても、沖縄本島から尖閣諸島まで1時間足らずで移動できるため、中国に対する大きな抑止力になると安全保障上の大きなメリットを挙げた。その上で、「周辺諸国が領土的野心を持つ中、国土を守るためには日米同盟を強化するのが最良」と語った。
最後の3点目は朝日新聞によるいわゆる従軍慰安婦問題の記事取り消しについて。朝日新聞は故・吉田清治氏の証言を虚偽と認め、一連の報道を訂正及び取り消したが、それを発端に韓国から賠償を求められたり、国連やアメリカ議会で日本を非難する決議がなされるなど、32年間もの間、日本の国益に大きな損失を与えたとして、その責任を厳しく追及した。その流れを変える具体的な施策として、「内閣官房に然るべき組織をつくり、従軍慰安婦が真っ赤な嘘であったかという情報を集め、それをあらゆる言語に翻訳し世界中にアピールすべき」と提案。「嘘にまみれたままは良くない。子供たちが我々のじいちゃんはそんなことはしていないと、胸を張って生きられるような国しなければならない」と力強く主張していた。
2015年5月28日 AM 4:55