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近年、登山が全国的ブームで、津市でも市内14のガイド団体で構成する「津観光ガイドネット」が先月、市内にある10山の初心者向け登山ガイドブック『津10山(つてんざん)ガイドブック』を限定数配布し、大好評を博した。前回の経ヶ峰に続き、登山初心者の本紙記者が、10山の倶留尊山の登山を体験。まもなく始まるゴールデンウィークのレジャーとしても最適な“津の山登り”の楽しみ方を探る。(本紙報道部長・麻生純矢)
4月22日、前回の経ヶ峰に続き、津市美杉町太郎生と奈良県宇陀郡曽爾村との境にそびえる津10山の最高峰・倶留尊山=標高1037m=に挑戦した。
津市の中心市街地から、自動車で約90分ほどで美杉町太郎生へ到着。集落から、池の平高原方面へと進み車を停める。そこからは亀山峠をめざす。人工林の中を走る道は、かなり整えられており、歩き易くなってはいるが、登山初心者にとって決して楽ではない。しかし、苔むした敷石や優しい木洩れ日がなどが疲れを和らげてくれる。
休憩を挟みながら、しばらく進むと、ススキの名所である曽爾高原を見下ろす亀山峠に到着。秋にはここが絶景スポットになる。そこから岩がむき出しとなった斜面を登っていくと、やがて管理小屋が見える。倶留尊山の山頂一帯は私有地のため、ここで入山料500円を支払う。
管理小屋の少し向こうに倶留尊山のすぐ脇にそびえる二本ボソ(980m)の山頂広場。少し斜面を下ると、緩やかな鞍部であるこの辺りにはシャクナゲやヤマツツジが群生しており、花期の5月には大変美しい景色が広がる。そこからもう一度、急な斜面を登るとそこが倶留尊山の山頂だ。ここでしばし眺望を楽しみながら、休憩を取る。
休憩後、木に巻きつけたテープを頼りに西浦峠方面へと進むが途中で柱状節理(五、六角形の柱上の岩石の割れ目)が岬のように 突き出した場所の上にある三ツ岩に立ち寄る。ここからの眺望は素晴らしいが、断崖絶壁なので思わず、足がすくんでしまう。
そこから人工林の中を進むと、西浦峠に到着。九十九折になった坂道・七曲りを下るとやがて舗装された道へ。自動車が停めてある場所まで戻り行程は終了。帰路に美杉リゾート=美杉町八知=の火の谷温泉に立ち寄り、疲れを癒しながら達成感をかみしめた。
登山がにわかに盛り上がる中、津10山の内2つの山を登って実感したのは遠くに行かなくても素晴らしい山が身近にあるということだ。普段、なにげなく見上げている山々も実際に登ると愛着がわくし、周辺の観光スポットを回ることで津市がますます好きになれるのも素晴らしい。
また思いのほか、楽しかったのは登山道具選びだ。今回の企画に当たり、優先度の高い入門用の登山靴と、雨具を購入したところ、5万円程の出費となったが専門店の店員に質問しながらの道具選びは非常に勉強になった。ファッション性や価格等、重視するところは人それぞれだが、もしもの際に生死を分かつ要因となるだけに、低山でもそれなりの準備を心掛けたい。
今後、津10山が更に盛り上がり、津市の新たな観光資源になっていくことも期待されているが、最も大切なのは地元での盛り上がりだ。登山に興味のある人は、 このゴールデンウィークに紹介した経ヶ峰や倶留尊山辺りから初めてみてはいかがだろうか。
2015年6月19日 PM 4:46
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