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津市一志町高野にあるJA三重中央の郷土資料館の体験室で現在、3品種(小石丸・黄白・黒縞)の蚕が飼育展示されている。
一志町や久居在住の8名でつくる『蚕糸研究会』=幹事・川尻三之さん=が、かつて同町で盛んだった養蚕業の歴史を次世代に伝えることなどを目的に飼育しているもの。
展示の公開は毎週土曜9時半~16時。今月初め頃から25日頃までは、毎日①9時~②17時~(各1時間)も、蚕に餌の桑の葉を与えると共に、展示を公開中。 生まれたとき体長約1㎜だった蚕はこの期間に7、8㎝にまで成長する。大きく育った蚕はその後、体験室内の回転蔟という器具に移され、繭を作る。移されてから8日後、繭を回転蔟ごと乾燥させ12月まで展示する予定。同会では「開国した頃は今の自動車のように繭が輸出の花形で、製品も良かった。そういう歴史や農家の苦労、生糸の特色を子供や若い人に伝えていきたい」と話している。
上記以外の見学はJA三重中央☎059・293・5000へ要予約
2015年6月19日 PM 7:33