6日、「第4回津ふるさと学検定」の現地説明会が、津市安濃町の太田地区で行われた。
この検定は、市民に市全域の歴史、食文化など幅広い分野の知識を楽しみながら学んでもらい、郷土愛や連帯感を育むのが目的。今年は10月25日に行われる。
現地説明会は、津観光ガイドネットが、検定の勉強をサポートするため9月まで14回にわたり市内各地で開いているもの。検定のテキストや問題を制作した市内14のガイド団体が歩いて案内する。
今回は約25名が参加。3班に分かれ、『安濃ガイド会─草陰─』=荒木正宏会長=の案内のもと、約4・8㎞のコースにある西念寺、太田城跡などを巡った。
西念寺では、市指定民俗文化財の「観心十界曼荼羅図」がこの説明会のために公開された。この絵は江戸時代のもので、伝来は不明。上半分には人の一生や浄土、下半分には地獄が描かれており、熊野比丘尼が布教の道具として利用していた。
同会の会員が、絵の前で「熊野比丘尼はこの曼荼羅図を使い、色々な地獄があり、喜捨することで救われると説明しました。同様の曼荼羅は県内に13ありますが、これはそのなかでも保存状態が良い。良い顔料を使っていることの表れです」などと丁寧に説明し、参加者は熱心に聞き入った。その後、絵に近づき、描かれている如意輪観音などに見入っていた。
なお13日9時~11時半、河芸町の豊津地区で第5回目の現地説明会が行われる。詳細の問い合わせは津市観光協会内の津観光ガイドネット☎津246・9020へ。