第2話ゲストのK(歌手)と日吉大社権禰宜の矢頭英征さん

第2話ゲストのK(歌手)と日吉大社権禰宜の矢頭英征さん

4月からスタートした三重テレビ放送の特別番組「芭蕉が詠む 祈りのこころ」の第2話が、明日15日(金)20時から放送される。今回は比叡山のふもと「日吉大社」を中心に、日本人の「神仏習合」の歴史を探る。
比叡山は太古より「大山咋神」という神が住まう山として琵琶湖畔の人々の崇拝の対象だった。近江で生まれ育った日本天台宗の祖・最澄にとってもその思いは同じで、大山昨神は延暦寺の鎮護神としても篤く信奉されている。
日吉大社で毎年4月に行われる「山王祭」は日吉大社の山上から琵琶湖上までを使って行われる大祭。その壮大さもさることながら、神事の端々に「神仏習合」の跡が垣間見える。山王祭をはじめ琵琶湖畔で行われる数々の神事を追いかけることで、日本古来の「自然崇拝神」と論理体系のもつ「仏教」がどのように習合してきたのか、琵琶湖畔の人々の「祈り」の系譜を探る。
出演者は歌手のKさん、文筆家の白洲信哉氏、皇學館大学副学長の河野訓氏ほか。ストーリーテラーは俳優の松平健さん。