三重ふるさと新聞 | 三重県 津市

　（福）三重県社会福祉協議会と三重県は「平成27年度シニア生き生きチャレンジ教室」の受講者を募集中。
　総人口が減少する中で、平均寿命は年々増加し、総人口に占める65歳以上の人口は逆に増加。さらに後期高齢者の割合が高くなるという推計が出ている。
　高齢者の生活を支える福祉の介護職員は、国や県が確保のために様々な施策を講じているものの、今後は団塊の世代が後期高齢者になる平成37年度までに約１００万人の介護職員を確保する必要があると試算されている。
　また、健康に生活できる期間も長くなっており、生きがいや健康維持のために働けるうちはいつまでも働きたいという、元気で働く意欲の高い高齢者が増えている。
　こうした高齢者の意欲を生かすことが福祉・介護分野の活力維持には不可欠であることから、シニアの就労意欲と経験・技能を生かし、「居場所」と「出番」をつくることで介護現場への再就労につなげようとするのがこの教室。
　県内５会場のうち、津会場は６月９日（火）・19日（金）・24日（水）・７月６日（月）に津市桜橋２丁目の三重県社会福祉会館３階研修室１で実施。
　対象者は、三重県に居住する概ね75歳未満の高齢者で、地域での社会貢献活動や介護職場でフルタイムや週２～３回のパートタイムで働く意欲を持っている人（就労を希望する人で、就労することを誓約できる人は三重県知事指定「介護職員初任者研修」を５４００円の教材費負担で受講可能）。参加費無料。定員30名（多数の場合は抽選）。