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津市大門アーケード内、三華堂前のあのつ画廊内に「津・なつかしのサロン」がオープンした。
昭和の時代の写真や流行歌をはじめ、様々な甘味を楽しみながら、良き昭和に想いを馳せることで、来場者に元気になってもらうと同時に、利用者間の交流を図るのが目的。
あのつ画廊が運営する同サロンの広さは90坪。全館バリアフリーで、マイクロバスを横づけでき、アーケード内であるため、雨天でも濡れずに乗降することができる。
館内にはボランティアガイドが週4日間待機。展示中の写真や資料などの説明を受けることができる。
戦前戦後の津の町なみ写真を多数展示(随時展示替え)すると共に、当時の童謡や流行歌の世界を書と水彩画で描いた童謡画を展示する。
さらに、昔遊んだコマやお手玉などの懐かしい玩具をはじめ、蓄音機、オルガン、アコーディオンなどにも触れることができる。
サロン内には常時、流行歌、映画音楽、童謡などがBGMとして流れており、聴きたい曲をリクエストすることもできる。
また、サロン内の100円喫茶では、おしるこ・コーヒー・紅茶・ココア・蜂蜜ゆず・緑茶・こぶ茶など10種類の飲み物もセルフサービスで楽しめる。
お土産用に津観音あられ(ごぼう・マヨネーズ・えびサラダ・黒こしょう・手羽先風味)300円も販売している。
入場無料。事前予約なしでも入場できるが、アーケード内でイベント等が行われていることがあるので、事前に連絡をしたほうが良いという。
日・月休み。火・水13時~16時。木~土10時~16時。
問い合わせは、同サロン☎059・228・8188。
2015年6月19日 PM 5:53
桜がほぼ満開となった1日、津市北丸之内の精肉店「朝日屋」=香田佳永社長=が『春休み親子バス見学ツアー』を催し、県内から参加した親子連れと関係者計600名が松阪牛の里、度会郡大紀町大宮七保地区にある肥育農家と肉牛集出荷場を見学した。2年毎に実施しているもので今回で5回目。
名産松阪牛が、どんな環境で育てられているのかを知ってもらい、松阪牛への知識と理解を深めてもらうと同時に親子の思い出をつくってもらうのが目的。
大紀町は大部分が森林に覆われ、東西には清流の宮川が流れている。澄んだ空気ときれいな水、豊かな自然と肥育環境の中で松阪牛は育てられている。
数十年前には同地区に多くの肥育農家があったが、経営者の高齢化と後継者不足で次第に廃業。現在は16戸が七保和牛部会を結成、ホルモン剤を一切使わず自然飼料だけで肥育し、伝統と品質を守り続けている。
朝日屋は、長年にわたり肥育農家と強固な信頼関係を築き、現在では同地区で肥育された松阪牛は全頭、朝日屋が購入している。
この日、参加者が大型バス14台に分乗して訪れたのは、平成16年の松阪牛共進会でチャンピオン優秀1席に輝いた「まるふじ号」をはじめ、優秀3席1頭、同4席2頭などを育てた岡田一彦さんの農場と、3名の農家が共同牛舎で各々約160頭を肥育している「打見畜産団地」。
1頭1頭、愛情を注いで育てられている牛を見た親子連れは「牛って大きいなぁ」「おとなしくて可愛かった」などと、初めての体験におおはしゃぎ。
もう一つの見学場所「肉牛集出荷場」は、兵庫県などの各産地から集めた仔牛をいったん繋留し、その後各生産農家に配送する役割と、農家の手で2~3年かけて育てられた松阪牛を再び集荷し、松阪食肉公社へ輸送する役割を持つ施設。 これら3施設の見学を通じ、参加者らは普段では知ることの難しい松阪牛の肥育・流通システムを学んでいた。
その後は場所を大紀町大滝峡キャンプ場に移動してお待ちかねのバーベキューパーティー。
前回は野鳥のウソが桜の芽をついばんでしまい、満開の桜は見れなかったが、今回は見事な満開の桜の木の下で、朝日屋のスタッフとJA伊勢の職員が約120キログラムの特上松阪肉を鉄板で豪快に焼き、参加者に振る舞った。
また、松阪農業公園ベルファームにも立ち寄り、充実した春休みの一日を過ごした。
2015年6月19日 PM 5:52
学校法人高田学苑=髙臣文祥理事長、津市大里窪田町=が運営する高田短期大学=栗原廣海学長、津市一身田豊野=にこのたび、元なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の宮本ともみさん(36)を監督に迎え、女子サッカー部が創設された。
2011年、FIFA女子ワールドカップでなでしこジャパンが優勝して女子サッカーへの注目が高まり近年、女子サッカーチームを持つ高校・大学が増加している。現在、三重県内では、5つの高校に女子サッカー部があるが、大学・短大にはない。
また、三重県では、高校卒業後、大学に進学する人の多くが県外の大学に行きそのまま県外で就職するため、人口の社会減に繋がっている。
そこで同学苑では、女子サッカー部で活動したい人の受け皿を作り、将来、県内外で活躍する選手を育成すると共に、地元や他県からも学生を呼び込み、人口の社会減を減らそうと同部を設立した。
一方、宮本さんは神奈川県出身、伊賀市在住で、伊賀FCくノ一での選手歴もある。今年度は、宮本さん自身が、同大や、県内外の高校で部員の募集活動を行うほか、高田中学校・高校の男子サッカー部を指導。平成28年度から同大の女子サッカー部が本格的に活動する。なお同学苑では同中学・高校近くに、女子サッカー部などが使う多目的グラウンドを整備する計画もある。
1日、同学苑長室で記者会見が行われて宮本さんは「指導の実績がないなか、この場所(同部の監督)を選ぶのは覚悟が要りました。プレッシャーもありますが、一日一日を大事に頑張っていきたい。キャリアのなかで結婚、出産し復帰したというのも自分の色として選手に伝えていきたいです」と抱負を話した。
2015年6月19日 PM 5:47